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失敗をさせられる親

冒険する子ども

こんにちは、Izumiです。気付けば11月も後半。年々、1年が過ぎるスピードがパワーアップしてます(恐ろしい)。

さて、今日は「叔父がカッコ良すぎて惚れそうになった」って話をひとつ。←何それって?感じですが(笑)

いい歳の大人になっても、まわりの大人から学ぶ事が多いよなって話です。久々に男気を感じたわ。

目次

失敗をさせれる親

つい先日の話。
叔父がやってきて、
自分の息子(私にとって年の離れた従弟)の話を始めた。

叔父の話によると、間も無く高校を卒業する息子は、何やらやりたいことがあるらしい。

“若いのにやりたい事があるんて素晴らしいじゃない”なんて感心しながら話を聞いていんだけど。そのうちに、叔父が「(息子が)借金作って帰ってくるかもしれんけど」と笑い始めた。

何か分からないが、無謀なことをするのだろう。

そして「失敗は若い時の方がいいから」と叔父が言った。そのあと間髪入れずに「それがいいわ」と父が続く。

その2人の会話をすぐ隣で聞いていた私は、「あぁ..私はこの人達の側で育って良かったな」と思ったのも束の間。子育てに関して、反省点の多い私は段々と耳が痛くなってきた。

子どもの失敗を刈り取る自分

自分が親になると、色々なことを思うようになる。「かわいい子には旅をさせよ」なんて言葉があるけれど、あれはとんでもなくハードルが高いことだと思う。

“子どもに失敗させるのって正直怖い。失敗なんてさせたくない”と思ってしまうのが私の本音だ。

もちろん、わかっている。人は失敗し間違えながら学んでいく、痛い思いをするから学べることもあることを。先回りして口を出すこと、失敗させないことは、子どもの経験や成長できるチャンスを奪っていることと同じであることを。

いけないっ!と思いつつも、ついつい干渉してしまう。口を出しだり、手を出したり。失敗する前に先手を打ち、できるだけ失敗しないように、悲しい思いを少しでもしないように、傷つかないように。先回りしている自分がいる。

一見すると、子どものことを考えての行動にも思えるが、きっと失敗させないことで”私”が安心したいだけなのだと思う。

“もしかしたら、大変なことになるかもしれない”子どもを見ていられらないのだ。なんでそんな風になってしまうのか。私はそんな風に育ったわけでないのに。

失敗を見守れる親

両親はやりたいという事に対し、何でもやらせてくれたように思う。当然、年齢が上がるにつれ、親への了解など取らなくなるのだけど。

覚えている限り、私が決めたことに関して頭ごなしに反対したり、否定することはなかった。私がどんなに無茶なことをしても、心配を掛けても、私を咎めることはなかったように思う。

褒められた事など1ミクロンもないが、一時期”若気が至りすぎた”せいで、親であれば聞き出したくなるような、真実を突き詰めたくなるような、心配ばかりかけていた時期があった。

“そんな状態”でも私から話を聞き出さなかったのは、もしかしたら聞くに耐えない話が出そうだったから、聞くことをしなかったのかもしれないし、どうせ聞いた所で、本当のことなど言わないとわかっていたからかもしれない。

当時の心境は親にしかわからない。それでも、少なくとも私を責めるような言葉を一度も吐いたことのない親だったことは間違いない。

きっと私が当時の親の立場であったら、根掘り葉掘り聞き出さないと気がすまない。もう毎日、居ても立っても居られない状態になって完全にメンタルやられるわ。

そう考えると、私との距離を取ることで、メンタルの安定を図っていたのかもしれない。当時の親の気持ちは到底わからないけれど、明らかによろしくない状況だということわかりつつも、決して突き放すこともなく、干渉しすぎることもなく、見て見ぬふりをしていてくれた親の態度には、すごいとしか言えない。

まわりの大人から学ぶこと

子どもができたからと、突然親らしくなれるわけではない。親というのは、ただ親になれたチャンスがあっただけの話。それなのに、いつの間にか親は自分の手の中に子どもがいるような感覚に陥る。

我が子をどれだけ手塩にかけて育てようとも、自分と子どもは、一体ではない。そんな当たり前のことが親子間では、時折当たり前ではなくなったりする。

子どもを自分から切り離して考えることってなかなか難しいのだ。いい事も悪い事も、我が身に起きていることのように感じる不思議。

子育てってのは、度胸が試される。肝っ玉かあさんとはよく言ったものだ。

そんな私でも、救いなのは手本となる大人たちが周りにいることだ。もちろん、皆完璧ではない。それでも少なからず、自分より多くの経験をしてきた親世代からは、学ぶことが多くある。

身内ならではの贔屓目もあるかもしれないけれど、平等で俯瞰して物事を見ている父や叔父の物の捉え方や言葉からは考えされられることが多い。

私も叔父のように、茨の道に突き進んでいくかもしれない我が子を、笑って送り出すことができるだろうか。

失敗できるチャンスをあげられる親になりたいなと思う。

 

冒険する子ども

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2児のシングルマザー。離婚後の不安をキッカケに高認試験(旧大検)を受験→通信制大学に入学。4年間で最短卒業しその後社会福祉士の国家資格を取得。崖っぷち人生を好転させるべくブログやYouTubeで離婚後の人生を発信してます。

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