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ひきこもりと不登校について。過去の自分を通して思うこと

スクーリングの話をここでシェアしようと思います。

ひきこもりについてどう思いますか?

とても悲しいことに、いじめを受けて不登校になる。いじめがきっかけで命を断つ選択をする子どもたちがいます。

目次

学校に行けなくなったらどうなるのか?

 

きっと、多くの人が学校に行くって「当たり前にすること」「できること」っていう認識でいると思います。

だからこそ、それが出来なとなった時、親も子も不安を覚え恐怖を感じる

子どもだって好きで学校に行けなくなるわけではないし、親だって事実を受け止めるのに相当な時間と覚悟がいるはず。

 

発想の転換

不登校とひきこもりに対してどんな支援があるだろう。どんな姿勢で捉えていくべきか。

という話のなかでこんな考え方が。

・ひきこもりを肯定する

・みんなでひきこもりを体験する

・ひきもこもりのできる世の中に

この考え方を聞いた時、わたしは率直に面白い発想だとおもいました。もしそんな事が可能で、社会的にこんな価値観が浸透したら、世の中で辛い思いをしている人がものすごい減ると思うから。

ただ、その為にはそれを可能にする制度が作られなければいけない。生きていくにはお金が必要ですからね

支援を受けてでもなんでもいいけれど、最終的に自力で生活できないといけないわけです。(生活力を身につけるという意味で)

 

今年(2019年2月)に岐阜市会議で教育長が言った言葉

「学校は命をかけてまで行く所ではありません」

「今あなたが悩んでいる班とか学級とか部活は、狭い世界です。苦しいのに我慢して学校へ行くことはありません」

 

本当にその通り

しかし、それだけでは不十分なのです。

学校に行けなくなったあとの生活はどうなるでしょうか?

そういうサポートが確実に不足していると思う。

世の中には意外にもいくつかの選択肢が用意されています。でもそういうのって分からなくないですか?

物事ってなんでもそうだけど、当事者になって、必要になって初めて知ることだし。

日本の制度はきっとある程度整っていると思います。自ら適切な場所に相談すれば、支援が受けられ、解決策が見つかるかもしれません。

自らってところがポイントだと思ってます。残念ですけど、やっぱり知らないって損することが多いと思うんですね。

運が良ければ待っているだけでも助けてられるかもしれない。でも大概は自分が声を上げて、自らが助けを求めていく姿勢でなければ、埋もれてしまい気付いてもらえないことがほとんど。

 

人生100年時代

これ、どうなんでしょうね。本当にこんな時代がくるのかな。

健康で自分のことがある程度できて、自分らしい生活ができるのならば、長生きできたらいいなぁと思いますけど。

本当にざらに100年近く生きる人が増えれば、やっぱり人生の中でもさらに色んな問題が起きてくるわけじゃないですか。

もちろん、長〜く働かなきゃいけない訳だし。疲れちゃいますよね。

引きこもりはだめなのか?

長い生涯の中でそういう時期があってもいいんじゃないのか?

紆余曲折の人生だっていいじゃない。

長い目で人生を見る。

発想の転換でネガティブからポジティブに。

世の中の価値観がそんな風になったら、とっても生きやすい人が増えるでしょう。

ただ、いざ自分の子どもがその状況になったらどうだろう。

学校に行きたくないと言いだしたら

「あぁ、そうなの」

なんて簡単に言えないよな〜と思う。

高校中退。その後の荒れた生活

私自身、高校2年生の時に高校を中退している。はじめのきっかけは大したことではなかった。

なんとなく、学校行きたくない。

一日休んだ。

次の日も休んだ。

基本やさしい両親であるが、さすがにこんな状態が続くと次第に親の口調も強くなっていった気がする。あと一日休んだから、ちゃんと学校に行こうと思う。

だけど、翌朝になると段々と行きたくない気持ちが強くなって、なんとかして学校に行かない方法ばかりを考えていたように思う。

今となっては当時、私が悩んでいたことはどうでもいいようなことなのだけど、16歳の私にはそれはなかなか大変な問題であった。

高校を辞めると決断した。

私の場合いは、そこからさらに悪化の一歩を辿る。

これから高校をどうするのかという話し合いを行う中で「学校に行きなくない」から「何がなんでも学校なんて行くもんか!」と私の気持ちは変化していく。(この時はすでに当初考えていた学校問題だけなくなっていた)

 

結果として、私は高校を中退。

引きこもりではなく、家を飛び出た。

最後には行くところが無くなって、どうしようもなく一度は家に帰ったが、当時の私の心境はとても複雑だったので、なるべく家にいなくても済むようにしたかったのかもしれない。

一人暮らしを考えたこともあるが、根からあまちゃんの私は一応、実家を拠点として生活していた。

そこから20歳くらいまでの私の生活はお世辞にも褒められたものではなかった。

20を迎える頃、ある事がキッカケとなり、そこからは一転、引きこもりの生活になる。

10代の大切な時期に完全に崩れ切った生活を送っていたせいか、当時の価値観はネジが外れすぎていた。

今思えば、本当になんて甘えた考えなのだろうとも思うが、人になんと言われようと真剣にそう思っていたし、そもそも価値観って人に注意されようが否定されようが、そう簡単に変わるじゃないと思うんだよね。

そこから引きこもりの生活を送るんだけども、最終的に私は引きこもりから脱出する。

ひきこもりを脱出したキッカケ

きっかけは、母が車校に通わせてくれたこと。

働けというわけでもなく、焦らずわけでもなく、ただ、車校にでも行ってみたら?と言ってくれたこと。

10代の娘がろくすっぽ家に帰って来ず、たまに姿を表せば心配する要素たっぷりの姿。終いには仕事もせず、家にひきこもるようになった。

高校だって、あんなに希望して絶対にやめない!と約束してわざわざ、私立の高校に通わせてもらった。その結果がこれだ。

本当に申し訳ないと思う。

 

車がないと割と不便な地域。18歳になるとすぐに免許を取りに行くのがほとんどだろう。当時の生活で車がなくともなんの不便もなかったため、私は免許の必要性を感じていなかったけど「ん〜なんかいいかもな〜」と思った私は車校に通わせてもらうことにした。

散々な生活を送ってきた状態だったので、決められた時間に家を出て、送迎バスに乗って車校に行く。

そこで運転の練習をし、終われば次回の予約を取って、また送迎のバスで家に戻る。

こんなことは当たり前の行動なのだけど、当時の私にはとても新鮮なことだった。

そろそろ、免許が取得できそうだとなった少し前、自分の中で変化があった。

仕事探そうかな。

社会と関わる生活へ

そこから、家の近くでアルバイトを始めた。車校に通いながら、アルバイトをする日々。

なんども言うが、崩れきった生活リズムと価値観を持っていた当時の自分としては考えられないことだった。

免許取得後は、アルバイトの時間を増やし徐々に増やした。その中で生活リズムと世の中で広く認識されているだろう価値観を取り戻すことができたように思う。

あの店で働けたのば、メンバーに恵まれたからだと思っている。きっと、あのメンバーでなければ、私はすぐに仕事をやめ、引きこもりにもどるか、また荒れた生活を繰り返していたに違いない。

まとめ

こんな風に、親に散々、迷惑と心配をかけきた私だが、自分の子ども達だってそうなる可能性は十分にあるわけで。むしろ、人ごとじゃない人なんているんだろうか?

子どもの人生は自分の好きなようにしたらいいと思うし、そうすべきであると思う。

好き勝手やってきて、自由をこよなく愛する私なので、息子達にあーだこーだ言える資格などない。と思う気持ちの裏では、やっぱりそこは親なので心配だ。

私は自分の親がしてくれたように寛容な態度ではいられないかもしれない。

ただ、自分にそういう経験があったので多少の免疫と理解はひょっとしたらあるかもしれない。それにこうして通信課程の社会人大学として学び様々な人を見るなかで、いつだって遅くないし、色んな形があっていいんだと心から思う。

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私の場合はひきこもり脱出してから、何度か仕事を変えることはあったけど、家に閉じこもることはなくなった。(一応、今のところと付けておく)

その後、結婚→離婚となり、まぁ色々あるけれど悲観せず、このように図太く生きている。

人それぞれ感じ方が違って当たり前で、ある人にとっては大したことでなくとも、他の誰かにとっては耐えられないことかもしれない。

私がこうしてやってこれたのは、自分の心持ちというより、選択肢があったことのように思う。辛くて逃げても、逃げた先でなにかしらの居場所があったのが救いだった。

人との繋がりがなくとも、社会とは何かしらの形で関わっている。ただ、その関わりの程度や付き合い方は選択・調整が必要なだけだと思う。

どんな小さなことでも、今の状況を変えるチャンスがあれば、それが何かに繋がってくかもしれない。だからもっと色んな選択肢がみんなに認知されるといと思う。

無気力経験者の威力はすごいはずだ。

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2児のシングルマザー。離婚後の不安をキッカケに高認試験(旧大検)を受験→通信制大学に入学。4年間で最短卒業しその後社会福祉士の国家資格を取得。崖っぷち人生を好転させるべくブログやYouTubeで離婚後の人生を発信してます。

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