2025年がもう8日も経ったって本当ですか。どうもアラフォーシングルマザーのIzumiです(はこちら)
このブログでは、子どもの不登校を経験した我が家の出来事やどうしようもないモヤモヤや成長を定期的に日記として残しています。
※不登校や学校教育を否定するものでも肯定するものでもありません
私の住む地域では昨日から3学期が始まりました
昨日今日と登校時の旗当番だったので指定の場所で子ども達を見送っていたんですが、まぁ様々な子どもたちがおりますね。
朝から集合場所でわいわいガヤガヤしている子ども、遅刻しそうなのか荷物をブンブン振り回しながら全力で走ってくる子ども
元気いっぱいあいさつする子、くそ寒いのになぜか真夏のような格好をしている子。
もう始業式が始まっているであろう時間に歩いている子、そしてうちの子のように送迎つきで来る子ども。
みんなそれぞれの思いや事情を抱えながら新しい学期が始まったと思います。
そんなわけで、3学期が本格的に始まる前に小学校最後の2学期がどんな感じだったのか振り返っていきたいと思います。
ちなみに6年生1学期の様子はこちらです↓
6年生の2学期どうだった?
結論からいうと、2学期は私の予想を超える順調さでした。次男が「早く学校行こ!」と言った日にはいい意味で膝から崩れ落ちるんじゃないかとすら思いましたね。
気分的な問題で休んだのはわずか3日のみ。
風邪を引いたり、明らかに体調悪い時が7日ほどあったんでトータルで言えば10日ほどは欠席なんですけど「学校に行けない」ということはほぼほぼ無かったです。
ただあくまで欠席数なんで蓋を開けてみれば、毎日遅刻・早退なんですけど(それでも学校にいる時間が格段に増えたよ!)
前年と比べると学校生活で出来るようになったことが格段に増えました。これには私も担任やお世話になっている先生方もビックリしています
後から話すけど、先生の協力があってこその2学期だったと心の底から思います
できるようになったこと
授業に参加する
5年生の後半に少しずつ学校へ戻れるようになるも別室で過ごすことが多かった次男ですが、6年生の1学期から少しずつ教室へ戻る練習をしてきました。
その甲斐あってか、2学期はさらにみんなと同じ教科を同じ学習方法で受けることが増えました。
不登校・行き渋り期間が長いことや次男の特性上の問題もあり、学習の遅れや気分的な問題に課題を抱えつつも、担任の先生たちと何度も何度も話し合い次男の意見を尊重してきました。
少しずつ、すこーしずつ、背中を押してもらうことで、クラスメイト達と同じように授業を受けることが増えていき教科によっては(数回ですが)テストを受けることにも成功!!
数年ぶりに挑戦した理科のテストで90点取れたんですよね。それが自信に繋がったのか、その後テストに対する拒否感が少し薄れたようです
委員会
委員会活動にも数回参加できたようです。ギリ出来ているに等しいですが..
うちの次男は、わからないことや経験のないことに対しての不安がとても大きい。
もちろん誰にとっても初めてのことやわからないことは不安なことですが、次男を見ているとそれをより顕著に感じます。
例えば・・
・委員会のときに集まる場所がわからない
・委員会でやることがわからない
これに対し「クラスに同じ委員会の子が何人かいるから聞いてみたら?」というと「みんなもわからないっていうもん」と返ってくるんですね。
私含め、大人や出来る子にとってみたら大した問題ではないと思うんだけど、本人しかわからない不安感があるのよね
委員会って学期ごとに活動するので事前に場所や内容を把握している子どもはあまりいないだろうし、その場になったら聞けばいいやって(良い意味で適当な子)が多数だと私は思うのだけど。
性分ですかねぇ。こればかりは周りがなんと言おうが自然と湧き出てくる彼の感情なので、どうすることもできないし…とにかく繰り返し経験し、場慣れして自信を付けるしかないと思ってます。
運動会に参加
我が子の通う小学校では、6年間の集大成として毎年「ソーラン節を踊る」というのが恒例。長男の時はもう感動して涙がでるほど良かったので、次男の時も・・・!!と思っていたんですが、なんとなく無理かもなみたいな気持ちもあって。
去年も一応運動会は出たんだけど、みんなと同じ観戦席ではなくご来賓テントで待機だったし。なるべく期待しないように、しないように・・って思ってたんですよね
期待してダメだった時のダメージが大きいから心を守る為に自然とそうなる
そんな私の心配をよそに「ママ、僕がソーラン節踊ってるところみたい?」と家でソーラン節の練習をしながら本番も見事に踊りきりました。
待機時間に友達と嬉しそうに話す姿や、肩を組んでおちゃらけている姿を見て、これまでのことが込み上げてきて言葉にはいい表せない気持ち
保護者あるあるで本人も見たいし写真にも収めたいし動画も撮りたいしみたいな感じになって、全部中途半端な感じになったけど、もうこの日が迎えられただけで本当によかったです。
友達関係
2学期が始まって学校で過ごす時間が増えたことや、自分から学校に行く姿勢が多く見られるようになったのは間違いなくお友達の存在です。
不登校になる前は友達と遊ぶということも多少はありましたが、学校に行かなくなると自然とそういう機会もなくなりました。
登校すれば話せるクラスメイトもいるし、修学旅行もエンジョイしており、学校から購入できる写真にはそれはそれは嬉しそうな姿がたくさんありました。
でも、次男は学校意外でも遊びたい・・!でも誘えないし誘い方もわからない・・みたいな状態をずっと繰り返していて。
「ほうかまで学校で過ごすとか、学校終わりに誘ってみればいいじゃん」っていったけど彼にはささらなかった・・苦笑
それがある日突然、「今度友達と遊ぶことになった!!」ときらっきらの笑顔の次男。
何やら仲良しグループができたようで、そこからお友達の家におじゃまさせてもらったりするようになりました。
これは本人にもいいましたが、頑張って学校に行ったからこそ、友達に誘ってもらえるくらい仲良くなれたのだと思います。
次男にとって新しい経験にもなったし、少しでも頑張って良かったと思えたら嬉しいです。
まだ難しいこと
通学班で登校・下校
この数年一度も自分で登校(朝)していません。イコール私が数年、学校に送っている状態です。
ありがたいことに仕事をしながらでも融通が効く(きかせてもらってる)ので出来るんですけど、めちゃくちゃ疲れます。常に時間を気にしていないといけないが故に制限も多い、あと単純に一日何往復も繰り返して体力的に削れる
子どもの送迎は保育園時代の5年間で終わるものだと思っていたよ
まだ毎回笑顔で学校行ってくれるならいいんですが、先ほど書いた通り毎回教室まで付き添い、笑顔で別れれる時ばかりではないので、毎日毎朝からメンタルすり減ってることの方が多くて。(2学期はわりと調子良かったけど)
下校に関しては、とあるベテラン先生が下校の練習にと自宅まで一緒に帰ってくれたことを機に少しは自分で帰る日が増えましたが、週の半分以上は迎えに行っている状態です。
私が送り迎えをすることで、彼が心配なく学校に行けるなら..って思いで数年やり続けてますが、もう春から中学生なので、もうそろそろね・・
事情がある場合を除き、中学生になって学校まで付いてくる保護者いないと思うし
本人に「中学生になったらもう送り迎えはできないよ」とは言っていますが、今からあんまり言っても不安を煽るだけのような気もするし難しいところです。
テスト
テストも課題です。1学期よりはテストを受ける機会が増えました(というか1月期は全拒否)が、来年中学に上がるので、このままいくと確実に積む。
現在中2の長男を見ていると中学生のテストの多きこと・・・
マジでまみれてますテストに。
学期ごとの順位が出るテスト以外にも日頃から小テストばかりやらされてるし、合格するまで追試とかふつうにやるみたいだし。
これは子ども達が通う小学校でもあるけれど私はこの謎システム好きじゃないです
ただ、テストを受ける・評価されるってことに慣れておかないといけないのは事実。
この先の進学を見据えたときに避けては通れない道ですし、点数がどうこうよりも経験を増やしていく必要はあると考えてます。
(強制はできないので本人のやる気次第ですが)
3学期の様子と課題
3学期が始まった
始業式が過ぎ3学期が本格的に始まります。ちなみに今日から通常授業ですが、どんな感じかといいますと
全然良くないですね…(まさかのって感じよね~。うん、わかるわかる)
学期の始まりとか、学年の始まりって区切りになるんで「頑張ろう」って気持ちと「不安」が重なりあうのかね~
今朝も学校に送って行ったんですが、教室前に来るとだめでした。
これは2学期から続いてることなんですが
学校に行く→教室まで私が付き添う→担任の先生が廊下まで出てきてくれる→今日は何時間目までいるか+下校(自分で帰るor私の迎え)を決める
ってのが毎度のルーティン
で、今日もこの流れを通し次男が「自分で帰る」といったものの、もう表情が暗いし今にも泣きそうな感じ。そのままもう岩のように固まって何も言わない(言えない)、そして涙がポロポロ。
彼なりに「頑張る、でも嫌だ」っていう葛藤があるんだと思います。見ているこちら側としても辛いし、正直毎日のことなんで疲れますし、なんか先生にも申し訳ないし、もうなんかとにかく辛いでしかない時間です。
でも自分のことなので自分で決める必要があるわけです。「いい、嫌だ」どちらにせよ自分の意見を自分の口から出すことはこれから生きていく上で絶対に身につけなきゃいけない必要なこと。(ここは課題に続く↓)
ちなみに今日も迎えに行きましたが、若干の疲れはあるものの「席替えした~」とか「理科の授業で○○した」「友達と遊んで楽しかった~」とか言ってたので、それなりに楽しいこともあったんじゃないかと思います
課題
担任を始めとした複数の先生との話し合いで、毎学期「目標なるもの」を立てています。
・自分で歩いて登下校できるようになる
・困ったことを自分で伝えられるようにがんばる
・学習面
主にこの3点を目標に残りわずかな学校生活を過ごしていこうという感じです。
「苦手」や「できない」を克服したり、できるようにすることよりも
・出来なくても自分なりに挑戦してみること
・困ったこと、わからないことは誰でも良いから聞く
ここを大事にしていくつもりです。
そりゃ出来ることが多いほど苦労は少なくて済みますし、何でも自分でできたら素晴らしいです。
でも私は同じくらい他者に頼ることができるとか、素直に助けが求められることは素晴らしいことだと思っています。
人に頼るということはその人を信用していないとできないことですし、助けてもらうには「手助けしてあげたい」と思われるような人間でなければならない。
自分の力だけで生涯いきていくことなどできないのだから、頼る助けれるもひとつのスキルだと思うんですよね。もちろん人は支え・支えられなので、頼りっぱなしという意味ではなくてね。
最終的な目標は社会の中で生きていくことなので、頼ることができ助けを求めやすい子ども時代という環境で身につけてほしい自立への道です。
勉強に関しては学校だけでは難しいので中学入学に向けて、家でも親子で一緒に取り組んでいく課題として進めていきます。
次男は料理が好きなようで最近はスマホの料理アプリを見ながら料理にも挑戦しています
ちなみに今は、私がブログを書いている側でカレー鍋を作ってくれていますw
まとめ
学校へ行くことが全てだとは思っていないけど、色々動いてみた結果、我が家の場合は学校への再登校を目指すという感じでここ数年やってきました。
過去の記事でも書いたとおり、失敗もありましたし今でも「これでいいのかな」という不安の中で毎日を過ごしています。前に進んだり後退しているように感じたり、日によってまちまちです。
それでも先生方が本当に毎日毎日、来る日も、登校すれば「よく来たね!」「すごいじゃん!!」と次男を温かく迎え入れてくれること。
超ベテラン先生(次男が1番気を許している)は時に強引か?と思えるような提案をしてくれて、でもそれは先生にしかできない絶妙な塩梅で結果的に成長の鍵になっていたり。
「学校に行く」という多くの子どもが当たり前とされる行為に対して、たくさんたくさん褒めてくれ、お友達も温かく次男を受け入れてくれて。そういうみんなのおかげで出来上がった2学期だったと思っています。
そして、子どもだけじゃなく私にも労いの言葉をくれる先生方。
「お母さんの頑張りが報われてきたね」と言われた日にはもう涙を隠すのが大変でした。
何が正解かとかそんなものわからないですし、あってもその通りに進めるわけでもないですけど。
今しかできない経験があることは絶対にあると思っているので、卒業まで残りわずかな小学生の期間を親子で悔いがなるべく少なくなるよう過ごしていきたいと思います。