2024年3月、ついに我が家の(元)不登校児次男が小学校を卒業しましダァァァッ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)


不登校になった経緯などはこちらからどうぞ↓


気が付けば小2~小6の約5年間という非常に長い長ーーーーーーい期間、登校と不登校を繰り返すことになった次男。
こうして終わってみるとあっという間だったような気もしますが、とてつもなく長~く重苦しい時間だったようにも思います。
・・・
思います・・・?
いや、間違いなくこの数年は私たち親子にとっては辛い時間だったじゃねぇか!!←突っ込み
どうも私はすぐに過去を美化しようとする癖があるようで。あの辛かった日々すらすでに過去美化バイアス発動モード。
わざわざ苦しい思いを胸にしまっておく必要はないですけどね。辛かったこととか、苦しかったこととか、不登校の親を経験しなければわからなかった繊細な部分は忘れたくないと思うこの頃です
年ですかね・・・年ですね。
さてさて、



私も小学生ママを卒業ー!!
長男から考えれば8年間の小学校生活。これで朝の旗当番からも解放されたワァァ⁽⁽٩( ᐖ )۶⁾⁾←喜びの舞
昨年は小学校2つ(専門部の部長と地区委員)中学校の役員を掛け持ちしていたので、一度に全て終わって解放感と寂しさが半々みたいな感じです
本当は肩の荷が降りて今に空も飛べそうです
もうすでに中学生活もスタートしているのですが、ここまで「不登校日記」として色々と記録してきたので小学校3学期の様子や卒業式、中学生活にも少し触れていこうと思います。
6年生3学期の様子


前回のブログで「3学期が始まり不調である」とお伝えしたんですが、あれからなんとか立て直し、また転び、なんとか這い上がるような日々でした。
そんな彼の救いになったのは間違いなくお友達の存在!!


3学期になるとクラスの友達との関係もさらによくなり、家に帰ってきても「今日は○○君が~」と楽しそうに話す姿が毎日のようにみられるようなりました。



クラスメイトの子たちと遊びにまで行くまでになり、もう母は感動です。お友達には感謝しかありません(T_T)
ですが、いざ教室に入るとなるとなかなか入れないんですよねぇ・・
学校行き渋りあるあるだと思うんですが、押し引きの塩梅って本当に難しい。
少しずつ積み上げてきた流れが一瞬にして崩れるあの怖さ。またやり直しか・・・と終わりのない日々に思え、なんとも言えない鬱々とした気持ちの繰り返しでした。
人の心ってなんて複雑で難しいんでしょう・・・



不安定な日々でしたが、結果的にこの時の次男の頑張りが中学生活で大きく身を結んでいるようです
この先の中学校生活にも関わってくる部分なので、次男が最後の小学校生活で「できるようになったことと、最後まで難しかったこと」も記録として残しておこうと思います。
できるようになったこと
- (私と)歩いて登校する
- 1時間目が終わる前までに登校する
- クラスメイトと一緒に授業を受ける
- テストを受ける(社会と理科)
- 卒業式の練習に出る
問題なく学校に通っている子どもと比べると、どれも当たり前のことですが学校に通えなかった次男からするととんでもない成長具合です。
担任の先生方と毎学期ごとに目標を決めており「3学期は自分で登下校できるようになる」ことを目指していたので練習を兼ねて、卒業までの1ヶ月は毎朝親子で歩いて学校へ行くというチャレンジも始めました。
その甲斐あってか、最終的に卒業式前の1週間は「登校は私と歩く→下校は自分(通学団や学年下校)」できるまでに!!



卒業式当日は「自分で行く!」と本当に1人で学校に行きました(泣)
次男のなかで卒業へのカウントダウンが始まったのか、歩いて登校を始めたことも良かったのか
以前より朝もスッキリ起きられるようになり自然と学校で過ごす時間も長くなりいい感じに流れが回り始めたのを感じました。
最後まで難しかったこと
- 委員会活動
- 特定の教科への参加(英語・算数)
- 集団登校
私が把握している限りで最後まで難しかったのはこの3つですが、私個人的には十分に頑張ったと思います。
それに中学生になってから変化が現れ始めているので、無理強いせず彼のペースを守って良かったと思っていることろです。
何よりも次男が「最近、僕頑張ってる」と毎日のように口にしており、その言葉が本人から出るということは挑戦している証だと思うのです!!



私は彼のそういう「自分で自分の頑張りを認めてあげられる」ところが大好きです
卒業式


いよいよ迎えた卒業式🌸
みんなの注目が集まる式で不安やプレッシャーに負けないだろうか。
そんな不安な私の心配をよそに本人は「ママ卒業式みたい?楽しみ?」と意外にも前向きで楽しみな様子の次男。
実式典では立派な姿を見ることができました。


満面の笑みで入学した6年前、卒業式は泣きすぎて見事に化粧が剥がれ落ちる始末。
振り返ってみれば反省ばかりが思い返されますし卒業式の前日までこれで良かったのか?と繰り返す日々のなかにいましたが
卒業式で次男からもらった手紙には、これまでの私の数年を労うような言葉がありました。


「学校に行かせるという行為は間違っているかもしれない」という私がずっと思い悩んでいたことにも少し触れられていました。
手紙にある次男の言葉に救われたというか、私たち親子はこのカタチで良かったと少し安堵した瞬間でした。
優しい子なので「いいことを書かなきゃ!」と私を気遣った言葉かもしれませんが、一生の宝物です。


ここ1、2年はとくに担任と次男の大好きなT先生には本当にお世話になりました。
どんな時でも「よく来たね!えらいじゃん!!」と毎朝笑顔で迎え入れてくれる担任の先生
ベテランのT先生はいつもカラっと元気で、次男が自分で登下校ができるように付き合ってくれたり、不安から弱気になってしまっている私とは違い時に少し強引と思えるやり方で背中を押してくれるそんな方でした。
結果的に先生の思いきりな行動が次男の出来ることを増やし確実に成長に導いてくれました。
そして何より、次男が1番心を開いて信頼していた先生でもあります。


私は自分の人生で思い出に残る、いわば恩師のような人に出会ったことがなかったんですがT先生はまさにそんな方。
母親になってからそんな先生に出会えるなんて思ってもいませんでした。
卒業後、T先生からいただいたお手紙は私だけでなく次男にとってもこの先長く心の支えになるはずです。
当然ですがこれまでの担任やT先生意外にも多くの先生方にお世話になりました。私の知らないところで沢山の配慮を受けて学校生活を送ってきたと思います。
一人ひとりに直接お礼をいうことはできませんでしたが、感謝の気持ちでいっぱいです。


親子どもども、緊張して迎えた中学の入学式
Instagramではすでに報告済みですが、無事に入学式に出席することができました~!
実は小学校卒業前から「中学校楽しみ」とずっと言っていたんですね。私はその言葉を聞きながら「そうだね~!」なんて話を合わせていましたが、内心はドキドキなわけです。
中学になると教科も増えるし授業時間も長い。その上、教科担任制になるし何よりテストの量が半端じゃない。とにかく小学校生活もフルで復帰していない子にとっては相当負担になるに違いないわけです。



一応、先を見越して事前に中学校へ相談済み。
次男とも入学前に見学に行っています
とはいえ中3のお兄ちゃんがいるので安心している所もあるのかもしれません




長男はよく小学校より中学の方が楽しいと口にしています。
確かに私が見る限り中学の方が自由度が高いというか、私達の時代と違って先輩後輩関係もないし、先生と生徒の距離感が近く楽しくやっていそうな学校ではあります。
実際に入学から2週間経った現在、次男は自分で学校に行っています。入学してすぐに学力テストがあったので不安から危うい感じもありましたが結果的に全科目受けました。
そのあと風邪引いて1日だけ休みましたが翌日には普通にクラスで授業を受け、あんなに拒否していた英語と数学の授業にも出て小テストも受けたそう。



春休み一生懸命、勉強したのは無駄ではなかった(泣)
休んでいた期間が長いので教科によっては学習の遅れもあるし、大変なことも多いと思います。
それでも自分の経験から「勉強なんてできなくてもいい」なんて無責任なことを言うつもりも無いし、次男の性格上そもそもむずかしいと思うので。
次男には他者よりも以前の自分と比較して成長していることを大切にして欲しいです。
学生生活は勉強以外にも大切なことはたくさんあるし、お友達関係もいい感じなのでトータルで楽しい中学生活になるといいなと思いますね。


私も子どもが不登校になったことで、子どもだけではなく自分自身を見つめ直す機会になりました
「自己理解が深まった」なんて言えればいいんですけどね・・・全然そんな域には達していません。未だ自分のこともよくわからないし、その時々や状況で考えも変わるし。
それでも、この数年で私たち家族がした経験は意味のあることだと思いたいし、なんならこの経験を何かに活かしたいとすら思っています。
な~んてもう過去のことのような物言いですが、またすぐ同じようなことに悩むかもしれないし、もっと大きな何かに出くわすかもしれない。
先のことは誰にもわからないので必要以上に心配や不安に思うことも今は止めておきます。
とりあえず、節目という意味では一旦終わりです!
次のステージへ,゚.:。+゚

