単位の取り方も気になる
こんにちは、社会人学生のIzumi(いづみ )です
通信制大学って、どんな所なのかイマイチわかりずらいですよね。
最近では、通信の大学でも様々な種類の学び方が出てきました。
キャンパスに通いながら卒業するタイプや、完全オンデマンド(通学不要)のサイバー大学など学びの方法も多様化しています。
大学によって学び方やシステムは異りますが、大まかなイメージはお伝えできると思います。
通信制大学での学習方法と、大学選びの注意点も合わせてお伝えします。
通信制大学ってどんなところ?
通信制大学は、大学が行う通信教育のことを指します。
たまにネットで「通信制大学は学歴にならない」といった言葉を目にしますが、それは間違いです。
※正科生として入学し卒業しない場合は除く
大学の通信教育は学校教育法第八十四条に定められた学習過程であり、卒業時には「学士」の学位が授与されます。
文部科学省のデータによると、通信教育を行う大学数は44校、大学院(修士25校、博士10校、専門職2校)短期大学11校となっています。(令和1年度現在)
4年制大学を卒業するのに必要な単位数と学習方法
大学を卒業する為には、決められた単位数を取る必要があります。
入学する年次によって、大学で取らなければならない単位が決まっています。
大学卒業に必要な単位数は?
大学の卒業に必要な単位数
- 1年次入学生は124単位以上
- 3年次編入学生は62単位以上
- 4年次編入学生は32単位以上
大学の授業はどんな感じ?
大学の授業は主に4つのタイプに大別することができます。
①講義、演習、実験、実習による面接授業
②メディアを使って行う遠隔授業
③放送(視聴型)の授業
④印刷教材等による授業
みなさんご存じのとおり、通学の学生は主に①の面接授業が主です。
通学の学生もコロナ禍で一時的に②のメディアを使った遠隔授業(Zoom)に変わってしまって、話題になっていましたよね。
それに比べ、通信の学生は③の放送授業や④の印刷教材による授業が主になります。
コロナ禍の影響により、スクーリング無しで卒業できる通信制大学も増えてきましたが現状はスクーリングで単位を取る大学が多いです。
通信制大学での単位の取り方
- レポート学習+試験で単位取る
- スクーリングで単位を取る
- レポート学習+スクーリングで単位を取る
授業形態の特徴
- 科目によって学習方法を選択することができる。
- レポート学習が多数。(スクーリングだけで単位を取れる科目は少ない)
レポート学習でも、スクーリング学習でも最終的には単位を取るための試験があります。
単位修得の難易度
これは私の通っている大学での話になりますが、スクーリング学習で行われる試験の方が簡単です。
講義の中で学んだ内容が試験に出されるので、きちんと先生の話を聞いていれば、答えられる内容になってます。
反対にレポート学習+試験の組み合わせの場合、単位修得の難易度がグンっと上がります。
科目だけではなく学習形態により単位の取りやすさが左右されると思います。
通信制大学での学び方
自宅学習
通信制大学の学びの基本は自宅学習です。
通信制大学への入学を考えた時、学習面で不安を覚える人は多いのではないしょうか。
通信の学びで難しいのは、知識のないことを教科書や本の中から読み解き考えていく必要があることです。
通学の学生は講義に出ますよね。それが通信の場合は始めから自主学習です。
講義を受けるのではなく教科書や参考文献を読んでレポートを書く必要があるので、初めのうちは困惑しました。
ただレポートに関しては、数をこなすうちに自分なりのやり方が確立してくると思います。
スクーリング
スクーリングとは通信制大学で行われる対面授業のことです。大学のキャンパスの他、ビルの一室などで行われます。
スクーリング時間
スクーリングの時間や頻度・開講日数は大学によって異ります。
- 1日目 90分×8限(開始時間9:10~終了時間20:10)
- 2日目 90分×7限(開始時間9:10~終了時間18:40)
先生によって休憩時間を少し伸ばしてくれたり、講義時間の間隔の調整をしてくれる場合もあります。
通信制大学選びの注意点
通学に比べ、自由な学びができる通信制大学ですが、大学選びには注意点も必要です。
私は下調べ不足だったので、入学後に少し困惑したこともありました。それが以下の2点です。
スクーリングがネックになる場合もある
大学の教授の講義が受けられるのは通信制大学に通う上での大きな魅力ですが、同時にスクーリングがネックになる場合もあります。
というのも、単位を取る上でスクーリングは欠かせませんが意外と開講日が少ないからです。
スクーリングは、大学のキャンパスだけではなく他県でも開講されます。
時間や金銭的余裕があれば各県のスクーリング会場に行けますが、多くの人にとっては難しいでしょう。
対策としては、自分に合った大学を選ぶことです。
- スクーリング会場、試験会場の場所
- 年間のスクーリング開講日(回数)
これらの情報を集めた上で入学を決めましょう。
スクーリング必須の大学で卒業を目指すなら、自分の生活に合った学び方が出来る大学を選ぶことが重要です。
その点スクーリングの必要ない通信制の大学や、サイバーは社会人向けの新しいシステムですね。
学費以外のお金を考えよう
スクーリングは基本的に2日間続けて行われます。そのため、遠方から通う場合は交通費が高くなります。
日帰りで通えない学生はホテルを取ってスクーリングを受けています。
交通費やホテル代は見落とされがちなお金なので、大学選びの際にはその辺りもしっかり把握したいですね。
おわりに
通信制大学で学ぶ学生は年齢層も幅広く、出身も学歴も、職種も様々です。
スクーリングでは、皆さん真剣に勉強しており、意識の高さに毎度驚かされます。
通信制大学は基本が自宅学習になるので、自己管理が問われますが、自分のペースで学べることは大きな利点です。
仕事や家庭があるけど「新しいことに挑戦したい」「学び直しがしたい」そんな向上心のある方に通信制大学はおすすめです。
【通信制大学】YouTube動画で見る
YouTubeでも通信制大学の単位修得・スクーリング・学費・学生についてお話しています。