こんにちは、アラフォーシングルマザーのIzumi(いづみ)です。
突然ですが、ご自身やお子さんが中卒や高校中退であることに不安を感じていませんか?
こんな悩みのある方は、ぜひこの記事を読んでみてください
- 学歴がなくて困っている
- 今よりも安定した仕事に就きたい
- 子どもが高校に行っていない
- 仕事の都合や金銭面で高校には通えないけど学歴に変わるものが欲しい
- 高卒認定試験について知りたい
あまり知られていませんが、日本には高校に行っていない母子家庭や父子家庭の親・子ども向けの福祉制度があります。
正式名称は「高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」といいます。
ものすごく簡単にいうと、国や自治体にお金を出してもらって高卒に変わる資格がとれます。
ハッキリ言って知らないと損です!
高卒認定試験の概要
ひとり親家庭の福祉制度「高卒認定試験合格支援給付金」について
高卒認定資格を取るメリット
この記事では、高校を卒業していないひとり親とその子どもに向けた、ひとり親家庭の福祉制度「高卒認定試験合格支援給付金」についてお話します。
私も離婚後に「高卒認定試験合格支援給付金制度」を使って資格を取ったシングルマザーの1人です
自分の経験を元に、わかりやすく説明していくので安心して読んでください。
高卒資格のないシングマザー・シングルファーザーの福祉制度「高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」
高卒認定試験資格支援給付金ってなに?
「高卒認定支援資格支給給付金」というのは、高卒認定試験(略して「高認」)の合格を目指すための手助けをしてくれる制度です。
要件を満たすことで、給付金を受けることができます
- 試験に合格することで高卒の人と同じような学力があると証明してくれる資格
- 就職や転職、進学に役立てることができる
ただし、高認試験は合格しても学歴は高卒にはならないので注意が必要です。高卒の学歴が欲しい場合は、通学や通信の高校を卒業する必要があります。
どうしたら給付金が受け取れる?
試験に合格するためは勉強をしなくてはいけないですよね。
一般的な高校受験や大学受験のようにも高認試験に合格するための専門学校や通信講座というものがあります。
ですが、学校に行こうと思うとそれなりにお金が必要になります。
そこで出てくるのがこの「高卒認定試験資格支援給付金」です
シングル家庭は金銭的に余裕がないことが多いことから、行政が「高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」を行っているんです。
ひとり親家庭の学び直しを支援することで、より良い条件での就職や転職に向けた可能性を広げ、正規雇用を中心とした就業につなげていくため、「高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」を各都道府県・市・福祉事務所設置町村において実施しています。本事業では、ひとり親家庭の親又は児童が高等学校卒業程度認定試験合格のための講座を受け、これを修了したとき及び合格したときに受講費用の一部を支給します。
高等学校卒業程度認定試験合格支援事業では、高認試験の勉強で掛かる費用を給付してくれます。
給付型なので返済しなくて大丈夫
高認試験については別の記事で詳しく書いているので、こちらを参考にしてください
高卒認定試験合格支援給付金はいくらもらえる?
高認試験合格支援給付金は以下のとおりです。
通信制の場合
- 受講開始時給付金:受講費用の最大4割(上限10万円)
- 受講修了時給付金:受講費用の最大5割(受講開始時給付金と合わせて上限12万5千円)
- 合格時給付金:受講費用の1割(受講開始時給付金及び受講修了時給付金と合わせて上限15万円)
通学、通学と通信制併用の場合
- 受講開始時給付金:受講費用の最大4割(上限20万円)
- 受講修了時給付金:受講費用の最大5割(受講開始時給付金と合わせて上限25万円)
- 合格時給付金:受講費用の1割(受講開始時給付金及び受講修了時給付金と合わせて上限30万円)
③の合格時給付金は2年以内に全科目合格した場合に支給されます
以前は最大で6割の給付でしたが、現在は比べて給付の金額が上がったのでさらに挑戦しやすくなっています。
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高卒認定試験合格支援給付金制度を利用するには
窓口
都道府県、市の役場や福祉事務所設置されている町村が窓口となります。
市区町村の子育て支援課や、ひとり親の福祉窓口を訪ねると詳しく教えてもらうことができます。
対象者
- ひとり親家庭の親とその子ども(すでに高校を卒業した人や大学入学資格をって持っている人は対象外)
- 児童扶養手当の支給を受けている又は同等の所得水準にあること
- 就業経験、技能、資格の取得状況や労働市場などから判断して高等学校卒業程度認定試験に合格することが適職に就くために必要と認められること。
簡単にいうと、高校卒業しておらず児童扶養手当を受給している人が対象ということになります。
当てはまるか不安な場合はお住まいの役所で教えてもらえますよ
対象になる講座について
民間事業者などがやっている高卒認定試験対策講座です。(通信講座も可能)
制度を使うには事前の相談が必要です。市区町村の窓口に行って相談みてください。
\高卒認定資格の講座あります/
通信講座を利用する利点
私は、独学と専門学校(講座)の両方で高認資格を取得しました。
なぜそのようなスタイルにしたかというと、なるべく金銭面の負担を減らしたかったから(笑)離婚したばかりでお金がなかったんですよね。
私がこの制度を利用した時は、最大でも6割しか受講費が戻ってこなかったのでなるべく自力で勉強しようと思いほとんどの科目を独学で勉強しました。
独学するなら市販の高認ワークブックがおすすめ◎
ただ、制度が拡張し給付金出る今は独学よりも通信などを利用した方がいいと思います。
完全に1人で勉強する場合モチベーションの維持が本当に大変です。
私は15年ぶりに勉強再会したので、それはそれは苦労しました・・
その点、通信講座は質問や添削などのサポートのあるので完全独学より遙かに学びが続けやすいです。
\高卒認定試験講座を見てみる/
高認資格取得で得られるメリット
高認資格を取得するメリットを見てみましょう
高認資格が与えるメリット
就職先を広げることができる
仕事探しをしようと求人を見ている時に資格要件で「高卒以上」と書かれているのを見たことはないですか?
私はこういう場面を何度も経験しました
「ダメ元で応募してみようかな」と考えることもありましたが、やはり勇気が出ず最初から諦めていました。
仕事に内容やお給料を選ばなければ仕事はあります。でも一人で子どもを育てなくてはいけない私たちは、制限もあるし融通の利く仕事じゃないと難しいですよね。
高認試験に合格しても学歴が高校卒業になることはありませんが、高校卒業した人と同等の学力があることが証明できるので就職に活かすことが可能です。
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専門学校・短大・4年制大学への進学ができる
高認資格を取るメリットは就職だけではありません。高認資格を取ることで、専門学校・短大・4年制大学への進学が可能となります。
今回紹介する高認資格の取得制度のように、ひとり親が高度な職業に就くための学習支援制度があります。
高認資格を取得して、その後4年制大学に進学し卒業しました
【まとめ】
高卒認定試験合格支援給付金制度についてお話ししました。
対象・窓口
- 対象者はシングル家庭の親とその子ども
- 児童扶養手当の支給を受けている又は同等の所得水準にあること
- 高等学校卒業程度認定試験に合格することが適職に就くために必要と認められること
- 窓口はお住まいの市区町村(ひとり親や福祉課)
- 通学だけでなく、通信教育も可能
給付金
- 受講開始時給付金:受講費用の最大4割
- 受講修了時給付金:受講費用の最大5割
- 合格時給付金:受講費用の1割
私たちシングル家庭は、一般的な家庭と比べて色々な意味でリスクが高いです。
学歴があるからと仕事が一生安定とか生活に困らないわけではありませんが、学歴や資格、スキルはあるにこしたことはないです。自分に出来ることや可能性がグンと増えます!
大変な時もありましたが、高認取得後ひとり親制度を利用して大学に進学し卒業できたこと本当に良かったと思っています。
こういう制度は、みんなが必要としているわけではないので自分から調べたり積極的に聞かねば、教えてもらえないことです。
制度を必要とする人が知るキッカケになったらいいなと思い紹介しました。もし今悩んでいるなら勇気をだして一歩踏み出してみてください。
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