こんにちは、通信制大学に通う社会人学生のIzumi(いづみ)です。
みなさんは通信制大学にどんなイメージを持っていますか?
私自身は正直なところ入学するまでよくわかりませんでした。
システムはもちろん、通信制大学と言ってもいろいろな大学があるので自分の合う学びができるのか不安でした。
また、世間では通信制大学にあまりいいイメージを持たない人もいます。
ネガティブな意見を見たり聞いたりすると、こんふうに思えてくるものです。
それに日本ではまだまだ
大学 = 若い人が行くところ
こんな世間のイメージもあり、大人になってからの学び直しや、通信制大学への進学を躊躇してしまう人もいると思います。
ですが、実際に行ってみなければわからない通信制大学の魅力がたくさんあるんです。
通信制大学の魅力①時間に縛られない
通信制大学の最大のメリットと言えるのが、時間と場所に縛られないということです。
通学の学生と違い、毎日大学に通う必要がありません。
実際には通信制大学でもスクーリング(対面授業)はありますが、働きながら学ぶ人が多いので社会人向けに考えられたシステムが整っています。
通信制大学の種類
通信制大学の多くは、私立大学の中に通信課程があることがほとんどです。
そして通信の学生は自宅学習を基本としながら、スクーリングに出て卒業を目指すというのが一般的。
ですが、時代の流れとともに通信制大学のシステムも変わりつつあります。
コロナ禍で対面授業が難しくなり、スクーリングなしで卒業できる通信制大学も増えました。
学び方がさらに多様化している通信制大学ですが、基本的には2つに分類されます。
通信制大学は主に2つ
- スクーリングが必要な通信制大学
- スクーリング不要の通信制大学
最近では、サイバー大学もよく耳にするようになってきましたね。
サイバー大学は、一度も通学せずに卒業できることが魅力の新しい形の大学となっています。
一切通学が必要ないので、仕事・子育てなどで通学することができない人に向いています。
学び方
通信制大学の基本は自宅学習です。
スクーリングありの大学では、自宅でレポートを書きスクーリングに出たり修了試験を受けて単位を修得していきます。
ですが、最近はスクーリングがオンラインで受けられるようになったり、修了試験も自宅からパソコン上でできる大学も増えてきました。
とはいえ、まだ多くの通信制大学ではスクーリングが必須となっています。
またコロナ禍で一時的にメディア授業に変わった大学も、コロナが落ち着いたことで従来の学びに戻っているところもあります。
通信制大学に入学して、よくある困りごととして「レポートが書けない」と悩む人が多いですが、対策としてレポートを上手く書くための本も売っているので上手く活用しましょう。
通信制大学の魅力②学士号が得られる
たまにネットで「通信制大学は学歴にならない」という人がいますが、そんなことはありません。
4年制大学を卒業すれば通信であっても「学士号」の学位が授与されます。
通信制大学に通う学生の中には、すでに大学を出ているけれど改めて入学し2つ・3つ目の学士号を得ている人もいます。
また資格取得目的の学生も多いですね。
その他にも、通信で学んだ後に教員になったり、大学院に進む人もいます。
通信制大学の魅力③学費が抑えられる
私立大学の学費は111万円程度だと言われています。入学費を含めると4年間の学費は約470万円を超えます。
一方で通信制大学の学費はというと、半分以下で通える大学が多数です。
ですが、実際には通信制大学だからと言って必ずしも学費が抑えられるところばかりではありません。
例えば、通信制大学の中でも学費が高くて有名なのは「早稲田大学」です。4年間での学費は440万円程度と言われています。
反対に学費の安い大学では「大阪学院大学」が有名です。
※大阪学院大学は2020年から通信課程の募集を停止しています。
実際、自分が学生をしている身からすると、決して安いとは言えない金額とは思いませんが、通学の学費に比べると学費を抑えながら学ぶことはできます。
実際に支払った学費
入学してから、これまでの学費を公開しています。よろしければ、参考にどうぞ!
ネットで各通信制大学の学費一覧を出しているサイトがありますが、そこで示されている学費は年間授業料だけを計算したものが多いです。
実際にはスクーリング料や試験料、テキスト代など別途掛かります。事前によく下調べして入学を決めましょう。
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多様な人が学んでいる
私が今の大学に入学してまず驚いたのは、学生の年齢の幅広さです。
毎回スクーリングに出る度20代~60代くらいまでの学生がいます。
大人になり独学で学ぶ人は多いですが、大学で学ぶ人がこんなにも沢山いるとは思いませんでした。
学生にもさまざまな人がいますが、総じて言えるのは学びに意欲的で向上心が高いということ。
例えば、
- 大卒にも関わらず、また学びに来ている人
- 通信制大学をいくつも卒業している人
- 科目履修生として同じ大学に再入学する人
勉強嫌いな私は、大学卒業したのにまた入学するって「どういうこと?」と始めは意味がわかりませんでした。笑
みなさん、年齢に関係なく目標を持っている方たちの姿には関心させられます。
学生はどんな人が多い?
通信制大学は、働きながら学ぶ社会人学生が多いです。
実際に同じ大学の学生さんの話を聞いていると、8割以上の方が何かしら仕事をしながら学んでいました。
私の通っている大学は資格取得の色合いが強いということもあり、キャリアアップ・資格取得目的で学んでいる人が大半です。
あとは、大学を卒業している人でも学び直してして編入してくるパターンも多いですね。
私が実際に出会った学生さんでは、銀行員、警察官、牧師さんなど様々な経歴を持っている方もいました。
社会経験を積んで色々な人生を送ってきた人が集まる訳ですから、面白くない訳がありません。
再チャレンジしやすい
大人になって「勉強したい」「勉強しておけばよかった」と考えることありますよね。
でも、実際に始めようと思っても独学はモチベーションが続かなかったり、そもそもどこから初めていいのかわからない。
その点、通信制大学というのは再チャレンジにピッタリの場です。
通信制は学生の年齢が幅広いので自分だけ浮いたりしないし、落ち着いた雰囲気で学ぶことができます。
通史制大学の魅力まとめ
通信制大学は、自分の状況や環境に縛られることなく学びたい人にピッタリの学び方です。
仕事、子育て、身心の不調などの理由から大学に通い学べない人にとって、自由な学び方ができるのは人生の選択の幅を広げます。
また、大学の学位を取得するだけではなく希望の就職やキャリアアップを叶えたいと考えている人は、自分の目的に合った学び方のできる大学を選ぶことが大切です。
通信制大学では、国家資格の取得目指す大学も多くあります。自分の学びたい分野を明確にして、入学する大学を選ぶことが大切なポイントです。
多様な学び方で、自分の仕事や生活をキープしながら学べるのが通信制大学の最大の特徴であると私は思っています。