こんにちは!Izumiです。
ひとり親家庭の福祉制度のひとつ「高卒認定試験合格支援給付金」について、お話したいと思います。
高校を中退した
高卒を目指したい
こんな方に読んでほしい記事になっています。
Contents
高卒資格を取得したいシングマザー、シングルファーザーの「高卒認定試験合格支援給付金」制度

母子家庭・父子家庭の経済的自立に向けた「高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」というものがあります。
高卒認定試験合格支援給付金とは
その中に、高卒認定試験合格支援給付金というものがあるのですが、これは「高等学校卒業程度認定試験の合格を目指すため講座を使う場合、受講費の何割かを補助してもらえる制度」です。
あることがキッカケで、私は高卒認定資格の取得を目指すことになります。その後、約半年で高認資格を取得しました。

高卒認定試験合格支援給付金は「独学ではなく講座を使って高認合格を目指したい人に向けた」とても有難い制度なのです。
高等学校卒業程度認定試験とは

高等学校卒業程度認定試験は、高等学校を卒業できなかった者等の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験です。合格者は大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。また、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定され、就職、資格試験等に活用することができます。
高卒と高認資格の違い
それでも、文部科学省の説明にあるように高校卒業者と同等以上の学力がある者として認定されるので就職、資格試験等で活用することができます。
求人を見ていると応募条件が「高卒以上」というのはよくありますよね。高認資格を取得すると高卒者と同等に認定されますが、企業によって採用時の考え方が異なるので、その辺りも踏まえて高卒か高認をどちらが良いのか考えた方が良いです。
高認資格に向いている人

学費を抑えたい
仕事や子育てで、通学できる時間がない
高校卒業の学歴に拘らない(高卒認定の資格でもよい)人
【実体験】高認資格を取得した時の状況
高認資格を取得しようと思った時の状況はこんな感じ
週5のフルタイムパート
子どもが二人(当時、保育園年中と小学1年生)
実家暮らしではなく、私と子どもたちと3人での生活なので定時制高校に通うことは無理。そもそも生活面で余裕など無かったので、学校に通うお金もなかったですし。
実際にひとりで子育てと仕事をしながら、平日毎日学校に通うことは不可能に近いと思います。
通学時間が確保でき、学校生活を送りたいと思っている人は高認資格ではなく定時制高校もあるし、通信制の高校だってあります。
高卒認定試験合格支援給付金制度を利用するには

ひとり親家庭の学び直しを支援することで、より良い条件での就職や転職に向けた可能性を広げ、正規雇用を中心とした就業につなげていくため、「高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」を各都道府県・市・福祉事務所設置町村において実施しています。本事業では、ひとり親家庭の親又は児童が高等学校卒業程度認定試験合格のための講座を受け、これを修了したとき及び合格したときに受講費用の一部を支給します。
窓口
窓口は都道府県、市の役場や福祉事務所設置されている町村が窓口となります。
対象になる講座について
民間事業者などが実施する高卒認定試験対策講座(通信制講座を含む)です。
※実施主体が適当と認めたものでなくてはいけません。
制度の利用には事前相談が必要です。
自分の住む地域に制度があるのか、どういった講座ならば支給対象となるのかを確認して対象になるかを確認した上で講座に申し込んでください。
対象者
(ただし、高校卒業者など大学入学資格を取得している者は対象外)
ひとり親家庭の親が児童扶養手当の支給を受けているか、同等の所得水準にあること。
高等学校卒業程度認定試験に合格することが適職に就くために必要と認められること。
支給額
受講修了時給付金:対象講座受講費用の2割相当額(上限10万円、下限4千円)
合格時給付金:対象講座受講費用の4割(受講修了時給付金と合わせて上限15万円)
受講修了日から起算して2年以内に高卒認定試験に全科目合格した場合に支給
高等学校卒業程度認定試験は年2回

高認試験は毎年、年に2回チャンスがあります。
ちなみに今年(2020年度)の日程はこちら
第1回目
受験案内 | 令和2年4月6日(月曜日)配布 |
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出願期間 | 令和2年4月6日(月曜日)~5月12日(火曜日)※5月12日の消印有効 |
試験日 | 令和2年8月12日(水曜日)、8月13日(木曜日) |
結果通知 | 令和2年9月8日(火曜日)発送予定 |
第2回目
受験期間 | 令和2年7月20日(月曜日)配布開始 |
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出願期間 | 令和2年7月20日(月曜日)~9月14日(月曜日)※9月14日の消印有効 |
試験日 | 令和2年11月7日(土曜日)、11月8日(日曜日) |
結果通知 | 令和2年12月7日(月曜日)発送予定 |
高認資格取得で得られるメリット

就職先を広げられる可能性がある。
高認取得後、さらに進学できる。

通信講座を利用する利点

なぜそのようなスタイルにしたかというと、なるべく金銭面の負担を減らしたかったから!
いくら給付金が出ると言っても、全教科を講座で取ろうと思うとかなりの自己負担額になってしまったからです。
高認試験はマークシート形式なので、軽く過去問をやれば合格できそうな教科もありました。もし自分で勉強して合格できるなら、講座料を払わなくてもいいですし。
長い期間勉強していなくて、何から始めていいのか、わからない人
独学で勉強できるか不安な人
基礎から学びたい人
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☝お申込み講座一覧に「高認」と入力。高卒認定試験合格指導講座が出てくるので、そちらから無料で資料請求できます。
【まとめ】「高卒認定試験合格支援給付金」制度

今は企業に入らず、個人で稼ぐ人も増えてきたので、学歴なんて関係ないという考えも増えてきましたよね。
しかし、私個人としては「学歴はあったにこしたことはない」と思ってます。実際「高卒以上」を求められる場所はまだまだ多いですし、なにより学歴は邪魔になることはありません!
お金が勿体無いかも。。
そんな風に考えていたんですが、今となっては思い切って高認を取って本当に良かった!と思っています。
高認資格を取って将来の不安が少しは減りました。こんな時代なのでいつ、どうなるのかは誰にもわからない。親の生活は子どもに直結します。
ひとり親でなくとも、誰だって不安はありますし、生きていれば思わぬこともある。心配事が完全になくなることはないです。
それでも私は、不安要素は多少減らすことはできると思っていて。その為にどうしたらいいかと言ったら「今の自分にできることを少しずつやっていく」もう、これしかない。
こういう制度は、みんなが必要としているわけではないので自分から調べたり積極的に聞かねば、教えてもらえないことです。
