シングルマザー大学生
大学を卒業する
こんにちは、Izumi(いづみ)です!
式典中、吹奏楽部の演奏や学長の話を聴きながら、つい最近同じ光景を入学式で見たような感覚を覚えつつも、しっかり4年という長い歳月経っていました。なんだか不思議な気分です!
30代で通信制大学卒業!高校中退シンママ学生の4年間
思い返せば、離婚後の不安から高認試験を受ける為(←若き頃に高校中退)15年ぶりくらいに唐突に勉強を始め、その後流れるように4年制大学の通信課程に入学。
昔から始める勢いだけはあるものの、忍耐力のない私は継続するのが大の苦手。長い間、勉強と言えるほどの勉強をしていなかったこともあり、高認の試験を受ける時すらヒーヒー言っていたのを思い出します。
そんな私が大学に入学するキッカケは、高認試験を受けたいと申し出た人たちのサポートがあったことに加え、半ば勢いで受けた高認(旧大検)試験で資格を取れたことが後押しとなりました。
高認試験から通信制大学入学
よくよく思ってみると、高認の存在を知ってから大学に入学するまでの期間、わずか8ヶ月なんですよね。
高校を辞めた日から、15年間もろくすっぽ勉強してこなかった人間にしてみると、かなり思い切った決断だったように思います。
というか、今思えば正気の沙汰ではない
高認を受けた頃の当時の状況としては、仕事も安定せず、子ども達は保育園の年長と年少。まだまだ手の掛かる時期。離婚し、新しい環境で一から頑張っていくというような頃でした。
当時の写真(こう見るとめちゃ小ちゃい!)
仕事と生活で精一杯な状態+勉強が好きなわけではない。そんな人間が、どうして大学を卒業できると思うのか、いや思ったのか⁉︎きっと、ほとんどの人が無謀だと思ったはず。
そういった状況下でも、思い切って飛び込めたのは、私の向こう見ずな性格のせいか、それとも不安が為せた技か。なんにせよ、シングルの私が実際に行動に移せたのは、周りのサポートと理解あって叶ったことでした。
親も子ども達も、きょうだいも、友達でさえも、誰も「無謀」だとか、「難しいんじゃない?」とかそういったマイナスの言葉を口にする人はいなかった。むしろ、「Izumiなら、ママならできるよ!」と信じて応援してくれる人達ばかりだったことも、私が前向でいられた理由です。
社会人の多い通信制大学
たまのスクーリングでは、幅広い年齢の学生さんたちの真剣に学ぶ姿勢に励まされ、入学3年目から始めたYouTubeでも、多くの方から「頑張ろう」と思える言葉を沢山いただきました。
こうして振り返ると、本当に周りに恵まれ、多くの人の影響を受け、やり遂げられた4年間だったと思います。
学生としてだけではなく、一人の人間として、母親として、この4年間は決して平坦な道ではなかったから。
「もう諦めようかな」「私には無理だったんだ」と思う日が無かったわけではない。それでも、何とか続けてこられたのは、やはり同じように学ぶ通信課程の学生さん達を思い出したから。
もし完全なオンライン授業だけで、キャンパスに一度も行くことなく学んでいたり、スクーリングで誰とも関わらずにいたならば、きっと私は早い段階で挫折していたと思う。
大人になると、自分の生活も行動範囲も、付き合う人も良くも悪くも出来上がってくる。そういった意味でも、大学に入学しなれば出会えなかった人達。
通学課程と比較すれば、格段に少ない対面講義。実際に、学生同士で顔を合わせる機会は限られていたけど、スクーリングで知った顔のある安心感。反対に全く顔を見なくなると、寂しいような心配なような感覚も覚えました。
社会人学生として大学に入り、まったく異なる領域・経験、まっさらな状況は怖くもあり、楽しみでもあり。上手くできなかったこと、失敗したこと、自分自身を見つめ直さなければならない機会がたくさんありました。
通信制大学での学び
大人になると指摘されることも、褒められる機会も段々と減ってくる。もちろん「いらぬ指摘だ!」と言いたくなる場面がないわけではないけれど、人様からもらう言葉は、良くも悪くも自分を見直す機会となる。
そういう意味でも、この歳で学生をできたことは、本当に学びが多かったと感じています。多少なり経験を積んだ今だからこそ、若い時には無かった視点・価値観で物事を捉えられたこともあったように思います。
同じタイミングで卒業できなかった方もいるけれど、それでも私の学生生活において、貴重な出会いであり、何かしらの刺激を受けた人ばかりでした。
大学での学びは学問や知識だけではなく、学びや挑戦に年齢は関係なく、いつでも始められることを知りました。そして、実際にやり遂げている人を自分の目で見れたことは、大きな宝です。
何十年か経って、私がまた何かにチャレンジしたいと思った時、年齢を言い訳にせず挑戦しようと思えるんじゃないかな。
入学した頃には思いもしなかったような、経験・体験を沢山させてもらいました。
振り返ってみるとあっという間で、何だか夢だったような気すらする。けれど、確実に一つ一つ進んできた道。
通信制大学の学位記(卒業証書)
立派な学位記もいただいて、少し誇らしい気持ちなりました🌸資格もいくつか取ったので、また報告したいと思います。
4年間、本当に色々なことがありました。勉強して単位を修得してきたのは自分自身ですが、子どもがいて、仕事があって、学生だけではない分、一人では到底やり切ることが出来なかった。
皆んなの助けがあってこそ、成し遂げられこと。なので、この卒業は私一人のものではなく、
皆で掴み取った「卒業」です!
おわりに
もし、このブログを見てくれた社会人学生さんで卒業式に袴を着ようか迷っている方がいたら、私は強くお勧めしたい!!!笑
袴に限らず何でもね。
人生一回きりですから、迷ったらやる方を選ぶ!
若い学生さんの間で流行っているらしい!?「後ろ姿」も記念にバッチリ撮ってもらっちゃった✨
このご時世、コロナの影響も多く受けた学生生活でしたが、最後の最後、魔法をかけてもらって、幸せな学生生活の幕を閉じることができました!
YouTube動画で見る「通信制大学の卒業式の様子」
YouTubeで卒業式の様子と4年間の振り返りを動画にしています♪
ぜひ、こちらもご覧ください