こんにちは、Izumi(いづみ)です。
通信制大学に興味があるけど、自分の学力で大学の勉強についていけるの?という不安を感じていませんか?
そんな不安にお答えできるように、今回の記事では「通信制大学は学力が低くても卒業できるのか?」通信制大学を卒業した私なりの見解をお話します。
・学力に自信がない
・大学の勉強についていけるか不安
通信制大学は、通学の学生と違いい学力テスト(入試)がありません。
学力をはかる試験がないので、基準を満たしていれば誰でも簡単に入学することができます。
その一方で、卒業率が低いのは有名な話です。
卒業率が低い=勉強が難しい
多くの方がこのようなイメージを抱くのではないでしょうか。
しかし、私は学力の良し悪しが卒業率に影響を与えているとは思っていません。
私自身、入学当初は大学の勉強についていけるか不安でしたが、いざ入学してみると大学での学びは自分の考えている勉強とは違いました。
学力を無視していいわけではありませんが、実は目に見える学力以外にもっと大切なことがあります。
私の実体験を踏まえて通信大学の卒業に必要な考え方をお話していきます。
自分の学力に自信がないという方にぜひ読んで欲しい内容になっています。
ぜひ参考にしてみてください!
通信制大学は学力が低くても卒業できる?
通信制大学は学力が低くても卒業できるのか?
これは私の持論なのですが
通信制大学の卒業には必ずしも学力が重要ではないと考えています。
とはいえ、いくらなんでも小学生や中学生の子どもに大学の勉強が出来るのか?と言われればそんなことはないですよね。
学力が重要ではないと言っても、当然最低限の基礎学力は必要です。
ですが、勉強の苦手な人間が通信制大学で学ぶことは無謀なのか?と言われれば決してそうではないと思っています。
むしろ通信での学びは学力の高さよりも、マインドが重要であると考えています。
どの程度の学力が必要?
そうは言っても、どの程度の学力が必要なのか気になる
確かに通信制大学は入試がない分、入学条件が合えばどんな大学にでも入学することができます。
例えば
通信制大学の中でも最難関と言われる慶応義塾大学の通信の場合、4年間での卒業率は5%以下ではないかと言われていたりもします。
一方で、50%の卒業率を超える通信制大学も存在します。
この卒業率の幅からわかることは、大学により難易度が異なるということです。
実際に大学受験すると考えれば当然なのですが、なぜか通信だと「簡単」だと思われがちなんですよね。
自分の実力に合った大学を選べば大卒までの道がグンっと自分に近づくので、一概に通信制大学は卒業することが難しいと諦める必要はありません。
通信制大学は学力が重要ではない理由
すでに大学で学んだ経験を持っている方であればご存じだと思いますが、大学での学びは中学・高校の授業と全く異なります。
高校までの授業は、国語、数学、地理、物理のようにある程度教科が決まっていて、みんな同じクラスで授業を受けますよね。
一方、大学では必須科目(絶対に取らなければいけない科目)以外は、自分で受けたい科目を選択することができます。
理由①大学では専門的な学びになるから
高校まで
皆同じように基礎の学力をつける学び
大学から
自分の興味のある科目を学ぶ
高校からは少し専門教育を学べる学校もありますが、得意不得意すべての教科を勉強する必要がありましたよね。
一方、大学では自分で何をどう学ぶかを選択します。
入学の時点で、ある程度は自分が学ぶ分野が決まっているので、苦手な教科をずっと勉強するわけではないのです。
理由②通信制大学の学びはレポート学習だから
通信制大学での学びは、基本的に自宅学習になっており、与えられた課題に対して教科書や参考文献を読み、レポートを書き試験を受け単位を修得していきます。
レポートってなに?どうやって書くの?
こんな風に不安に思うかもしれません。
確かに最初は難しく感じていましたし、科目によっては難しいレポートがあるのは事実です。
しかし、レポートを書くこと自体はそれほど難しいことではありません。(上手いレポートを書けるかは別ですが)
子どもの頃に書いた読書感想文や、大人になってから始めたブログなど文字を書くことが好きな方ならば意外とすんなり書けるかもしれません。
体験記:高校中退から最短卒業した私の場合
通信制大学の卒業に学力が重要ではない理由を挙げてきましたが、具体例があった方がより真実味が湧くと思うので、ここで少し私自信の話をさせていただきます。
私は高校2年生の時に学校を退学しました。恥ずかしいですが、その後も全く勉強などしてきませんでした。
そんな生活を約15年ほどしたある時、ひょんなことから高認試験(旧大検)を受検。
勉強時間は十分とは言えませんでしたが、自分なりに対策して挑んだ試験でしたが結果的に2科目落としてしまいます。
最終的に高認資格を得て、卒業した大学に入学し最短の4年間で卒業することができたんですけどね。
何が言いたいのかというと、高認試験に落ちるレベルでも大学では順調に単位が取れて卒業できたということです。
私の通っていた高校は、お世辞にもいい高校とは言えません。県内でも下から数えた方が早いんじゃないか?というようなレベルの学校でした。
しかも、大学で学び始めた頃の私はシングルマザーとして仕事も育児もある状態。正直、余裕なんてものはありませんでした。
それでも4年間で卒業することは難しいと言われる通信制の大学でなぜ、私のような人間が最短での卒業が可能だったのか?
それは通信制大学での学びは、決して学力だけが大事ではないからです。
なぜ通信制大学の卒業率は低いのか?
そもそも、なぜ通信制大学の卒業率は低いのでしょうか?
私は主に2つの理由があると思っています。
難関大学が卒業率を下げている説
通信制大学の卒業率の低さの要因はいくつかあると思いますが、まずひとつは、難関大学が通信制大学全体の卒業率を下げている可能性です。
通信制大学の場合、入学が比較的簡単なので「せっかく入学するなら有名大学がいい」と思う人も多く存在します。
大学ブランドなんて言葉もありますからね。
真面目に勉強して卒業することを目的に学ぶ人ばかりではないのかもしれません。
そういった層はモチベーションも低く、単位が取れず挫折していく。そうすると更に卒業率が下がっていく一方です。
挫折するのは学力不足ではない説
もうひとつ考えられるのが、挫折するのは学力不足が原因ではない可能性です。
どういうことかと言うと、通信制大学で学ぶ多くの学生は社会人です。
つまり仕事や子育て、介護など家族のケアをしながらなど、学業と何かを両立しながら学ぶ学生が多いんです。
自宅学習で進んでいく通信制大学の学びは時間の融通が利くので、仕事や家庭のやるべきことの傍ら学ぶことができるのが最大のメリットと言えます。
その変わり自主性、時間管理、計画性が求められます。そしてこの辺りに、継続の難しさがあるのだと思います。
本当の問題は学力よりも、勉強時間の確保、モチベーションの維持が出来ずに挫折するのではないかと思っています。
通信制大学で失敗するパターン
通信制大学に入学しても挫折する人が多いのも事実です。
ですがその反対に、自分の決めた目標をクリアして卒業していく人も多く存在しますよね。
両者の違いはなんだと思いますか?
どういう人が失敗する確率が高いのか、私の考える失敗パターンをいくつか挙げてみたいと思います。
・実力以上の大学を選択する(難関大学への入学)
・苦手な分野を学ぶ(計算が苦手なのに理系大学に進むなど)
・興味のない学問を学ぶ
嫌々やっていると、どうしても心理的なブロックが働きます。みなさんも好きじゃないことを続けるのは嫌ですよね?
理解できない→楽しくない→やる気を無くす→挫折
無謀過ぎる計画が負のルーティンを招くことは始める前から見えています。
でもなぜかこれが勉強となると、自分の持っている実力以上のこと成し遂げようという考えを持つ人がいます。
もちろん、目標を高く掲げることは素晴らしいことです。
自分の目指す明確なゴールがあり、それに向けて強い意志を持ち何年も継続できるならば立派ですよね。
ただ、それも結局は卒業できればの話。だからこそ真剣に考えたい部分でもあります。
・自分の実力に見合った大学なのか?
・なぜその大学を選ぶのか?
・なんの為に勉強するのか?
こういった目標が曖昧のまま、「何となくかっこいいから、有名だから、話題性があるから・・」
こういった気持ちを否定するわけではありませんが、これだけではモチベーションを維持し続けることは難しいのではないかと思います。
学力よりも必要なのは、この4つ!
通信制大学を卒業するために大切なこと。それは学力よりもマインドです!
私が実際に4年間、通信制大学で学んできた中で感じている4つの大切なこと。
それは、問題解決能力、継続力、メンタル、そして努力ができるかどうかです。
たしかにレポートや試験に合格するために、読み書きの力(文章力・読解力)が必要です。しかし、これらは数をこなすうちに確実に力が身に付いてきます。
難しいのは上手くいかなかった時に立て直す力です。
挫折する多くの理由
勉強だけ集中できる環境ならいいかもしれません。しかし多くの人が仕事や家庭など、勉強以外にも自分の役割があると思います。
日々やらなくていけないことに忙殺され、勉強の時間が持てなくなる・・
こういう日々がしばらく続くと、人は段々とモチベーションが下がってきます。当然と言えば当然ですよね。
しかし、ここが通信制大学を卒業できるか、出来ないかの分かれ道なのではないかと思っています。
気分が乗らない日もあるでしょう。疲れて帰ってきて勉強なんて手につかない。テレビ、マンガ、ゲーム、インターネット、私たちの周りには常に誘惑がいっぱいです。
とにかくマインドが大事
人は誰しも、できることなら失敗はしたくないものです。
・頑張って書いたレポートが不合格で返ってきた
・真っ赤に添削されたレポート
一生懸命取り組めばその分だけ悲しいですし、落ち込みますよね。
しかし始めから完璧にやるのは無理です。(中にはセンスのいい人、自頭のいい人もいますが)
大丈夫、大半の人はそうではありません。
大切なのは、わからないで終わらせないことです。
1度や2度ダメでも諦めないことです。受かるまで絶対に諦めないぞ!っと食らいついていく姿勢です。
レポートの結果や試験が上手くいかなくとも、あなた自身が悪いわけでも否定されているわけでもありません。
ただ提出した課題が評価されているだけの話です!
苦労した時ほど、その後の喜びは大きいものですよ
技術面は後から付いてくる
レポートや試験は根性論・精神論だけでどうにかなるものでもないのも事実。
基本的なレポートの書き方(いわゆるお作法)は存在しているので、何でも書けば単位がもらえるわけではありません。
が、最初から完璧なレポートなど書けないので修正・指摘されながら覚えていけばいいんです。
知らないことは恥ずかしいことではなりません!
わからないから学んでいるんです!!
私はここを声を大きくして言いたいです。(なので文字をデカくしました)
大切なのは、諦めない精神、上手くいかなくても立ち直るメンタル、時間やモチベーションなど自分を律する力!
こういうマインドが最終的に一番大切です。
まとめ
通信制大学を卒業するために大切なこと
・通信制大学の卒業には必ずしも学力が重要ではない
・学力よりも、継続力とメンタル面のマインドが大事
この記事を読んでくださった方の中には、学力に心配があったり、学びのブランクがあったり、勉強に苦手意識を持っている方もいるかもしれません。
私も決して勉強が好きな方ではありません。むしろ苦手ですし、できることならやりたくはないです。笑
世の中、学歴だけが全てではありませんが自分の頑張り次第で結果が出せるのは事実です。
あえて自分が苦手な分野に飛び込む必要などありません。
時間は掛かっても自分の努力で達成することは可能だと私は信じてます。
通信制大学で学びたいけど通学は時間的に難しいという方はには、自宅で大卒資格が取れるサイバー大学もあります。