こんにちは!Izumiです。
今年の夏で離婚して4年。時が経つのは早いっ!
人生なんてあっという間だな。
実は、最近になって(やっと?)ひとり親家庭を対象とした母子会に入会しました。
正直、こういった集まりには苦手意識があったのですが、やはり不安定な社会でひとり親として子育てをするには「自分から福祉と繋がっていくことも大切なのではないか?」と考え始めて。
それにいざ入会してみると、お得なことも多いので、母子会について触れてみようと思います。
Contents
母子会とは?

母子会は、ひとり親とその子どもの仲間作りや交流、情報交換を通して生活の向上を目指した活動団体。
全国母子寡婦福祉団体協議会(略して全母子協)というものがあり、その中に母子会があります。その数は全国で56団体。
シングル(別居・未婚・死別・離婚など)で生活・住居・育児や就労・学習支援・進学での困りごと、養育費の相談から交流や情報など、シングル家庭の福祉全般に関わることをしている福祉団体です。

母子会に入るには?
母子会に入るにはご自身がお住まいの地区の母子福祉団体に直接連絡することで、入会手続きができます。→母子福祉団代を探す
年会費が必要ですが、数千円のところがほとんど。愛知県の母子会は年間1,000円。
母子会に入るメリット
「母子会に入ると何かいいことがあるのか?」ということになるのですが、なんせ私はまだ入会して数か月の身。
その上コロナの影響もあり活動が止まっているので、詳しく語ることができないのですが、私の知るところでは、行事や旅行、企業等がひとり親家庭向けに行うイベントがあるようです。
- 名古屋ドームでの野球観戦に無料招待
- コンサートに無料招待(オーケストラだっかな?)
- いちご狩り日帰りバスツアー
- 学習教材の配布(希望者のみ)
旅行などは別途お金が必要になりますが、企業なのイベントは無料招待していただけることも!(これらは抽選)
前澤友作さんの「ひとり親応援基金」の知らせがあったり
最近Twitterで話題になっていた、割烹フレンチ「一穀一枝」のオーナーシェフによるひとり親支援として無料ディナーをいただけたり。
最近ブログで紹介した、コロナの影響で困っているひとり親家庭の方に向けた支援として、焼肉のコース料金を無料招待を行うお店までありました!

シングルマザー4年目にして母子会に入ったキッカケ

今年の夏で離婚4年目を迎える私ですが「なぜに今になって母子会に入ろうと思ったのか」というお話を。
実は、離婚してすぐに母子会の存在は知っていました。そして一度は入会しようと問合せもしたのですが…
その時はタイミングが合わず「後で掛けよう」と思いながら3年以上経過。笑
あまり集団行動が好きな方ではなく、女社会でもまれた経験もあり、女性が集団で集まることに未だ苦手意識があったりするのですよ。苦笑
そんな私が、なぜこのタイミングで母子会に入会しかのかと言うと私は現在、福祉大学の学生でもあるのです。

そして実習前の施設見学で「母子生活支援施設」にお邪魔させていただいたのです。
そこで貴重な体験をさせていただいたわけですが、施設長さんとの会話の中で母子会の話がでまして。
「もうこれは、今こそ母子会に入会する時だ!」と思ったわけです。
その後すぐに母子会に連絡をして、今回はきちんと会員になることができました!

ひとり親が支援につながる環境に身を置くこと

これまでブログでも何度か言ってきましたが、ひとり親として最も大切だと思うのは、貧困と孤立を避けることだと思っています。
親が貧困状態に陥れば、子どもも同じ道を辿ります。そして親が一人しかない場合の方が当然リスクが高くなる。
孤立を避けるべきなのは、困った時に必要な支援に繋がれないから。そして何よりも、孤立状態であることはとても辛いことだから。
危機を回避する
今回のコロナウイルス騒動で多くの人が仕事を失ったり、そういう危機に陥った。不安定になったのは仕事や金銭面だけでなく、心も不安定になっているように思います。
心が不安定になると、ストレスから暴力や犯罪、心の病気などありとあらゆることになる。
これは誰にとっても他人事ではありません。いつ自分がこういう状況になってもおかしくない。もしそうなってしまった時、
子どもを守るためには自分自身がまず強くあること。誰かを助けたいと思うならば、自分の基盤がしっかりとあることが前提だと思っていて。
自立して、自分の力で人生を切り開いていくことは素晴らしいですが、私はいざとなった時に「自分から助けを求めていける」「解決策を探る力」こそが生きていく上での強さだと思っています。
日本の福祉制度

ありがたいことにこの国には福祉制度が整っています。
今はこんな状況で支援の遅れや対策の問題点も沢山言われていますが、それでも必要な支援にさえ繋がれれば、なんとかなる。
問題点は、そういった支援や制度があるにも関わらず、それを知らずに使えずにいる人たちがいるということ。本当は救われるのに、そういうものに繋がるチャンスがない。
国民ひとり辺り10万円の給付金こそ、ご丁寧に自宅に申請書が届くけれど、基本的にそんなことはまずない。
大学で受けた講義の中で先生が、福祉制度において「日本は申請国家です」と言う言葉がずっと心に残っています。
今回のコロナでも企業・個人事業主向けの様々な支援・給付金が出てきていますが、結局そういうのも知っている人だけが利用できる。
これが個人レベルを対象とした制度となると、利用することが困難だと思うのです。ハードルが高いというべきかな。だって、自分が受けられる福祉制度を知り尽くした人など限られていますから。
自分から福祉と結びつく
私の住む自治体は役所の対応がとても親切で、離婚後のひとり親が受けられる児童扶養手当などの申請はだまっていても手続きしてもらえました。
それでも、それ以上の制度を利用したい思う場合は自分で調べ窓口にでも相談しにいかない限り、教えられることはまずないと思う。
例えば、高校中退者だった私がひとり親支援である高卒認定試験合格支援給付金を受けたのもそのひとつ。

でもこれらの対応は当然で、例え生活に困窮していても、一人では抱えきれないような家庭での困りごとがあっても、人様にはわからないことです。
だから、自分から口に出していかなければいけないのだけれど、いざ誰かに相談と言ってもどこに誰になにを言っていいのか。
「こんなことを相談して受け入れてもらえるのだろか。見当違いなのではないだろうか?」と心配になったり、気が引けるもの。
また、今は特に困りごとがない場合でも、その道に長けた人、専門職(機関)を繋がっておくということに大切なことだと思うのです。
母子会入会についての【まとめ】

少し硬いお話になってしまいましたが、ひとり親の方であれば母子会は入って損はないと思います。
それに、私自身は少し苦手意識があったとしても、子どもはまた別ですし♪
同じ小学校の中でもひとり親家庭の子どもたちはいますし、ひとり親だからという問題は今までのところは特にないですが
これから子ども達が成長して行く過程において、何かしらの壁や向き合わなければならない問題に直面することもあると思っています。
そういった時に、私自身もそうですが、子ども達にとっても母子会での繋がりが何かいい方に向くかもしれない。
なんて淡い期待をどこかで抱いているのかもしれません。これは私の勝手な思いですね。笑
まぁそれは置いておいても、私一人ではできない経験を母子会を通して子ども達が体験できるのならそれは素晴らしいことですし、有難いことです。
というわけで、今回も長くなってしまいました。
←母子生活の話はどうも熱が入るのよ。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。