この記事でわかること
こんにちは、Izumi(いづみ)です
4年間通信制大学で学んでいた経験を元に、大学選びで重視すべき点を11選を紹介します。
大学選びを間違えると単位を取ることが難しくなったり、最悪の場合卒業ができずに挫折してしまう可能性もあります。
せっかく大事な時間とお金を使うなら失敗なんてしたくないですよね?
入学前に大学選びをしっかり行うことで卒業への道がグンと広がるので、ぜひ通信制大学選びのポイントをチェックしてみてくださいね。
後悔しない通信制大学の選び方11選
通信制大学を選ぶ上で、どこを重視しようと考えていますか?
よくある大学選びのポイント
もちろん、それも悪くないです。
しかし、そういった表面的な部分だけで大学選びをすると入学後に後悔するかもしれません。
私自身も入学前は同じことを思っていたので、その気持ちはとってもわかります。
ここでいう「自分に合う大学」=「自分の生活スタイルに合う大学」という意味です。
自分が無理なく学べる大学を選択することは大学卒業を目指す上で重要なポイントです。
自分の学びたいこと明確にする
意外と多いのが「大学に入学することが目的」になっている場合です。
多くの通信制大学では入試がないので入学することは簡単。入学の要件を満たしていれば誰でも入れちゃいます。
ですが卒業となると、そう簡単なものでもありません。生半可な気持ちで入学すると挫折に繋がる可能性もあります。
そうならない為にも、通信制大学で「学ぶ目的」や「目指すゴール」が大切になります。
卒業までの過程を把握する
・大学で勉強してみたいな
・大卒(学士)に憧れる
・大学生を体験したい
こういった気持ちを持つことは、前向きで素晴らしいことです。
しかし短大・専門卒なら2年、高卒なら4年間学び続ける必要があります。(最短で卒業できた場合)
人によっては仕事や家事・育児・介護など掛け持ちしながら学ぶことになります。
とはいえ、仕事や家庭の事があるからと諦める必要は全くありません!!
大学で学ぶ目的を明確化して自分の興味関心のある分野を学ぶことが継続のコツです。
人は好きなことなら自然と頑張れるし、興味のあることならモチベーションも高く維持できますよね。
なので大学に入学する目的を明確化することは、とっても大事なことなんです!
資格取得を目指す場合
通信制大学では、資格取得や国家試験の受験資格を得ることもできます。
例えば
保育士・図書館司書・社会福祉士・精神保健福祉士・教員免許・認定心理士・建築士・税理士・社会保険労務士など
これらは一例ですが、仕事のキャリアアップや昇給に繋がるので、社会人学生では卒業と同時に資格取得(受験資格)を目指す人も多いです。
資格取得の場合、入学時にコース(学部)を決める場合が多数です。
後から「この資格も一緒に取りたい!」と思っても再入学が必要になる場合もあるので、予め得たい資格がある場合はよく調べてから入学する大学(学部)を決めましょう
スクーリングの有無
通信制大学を卒業する上で、一番のネックになるのがスクーリングだという人もいます。
スクーリング有の場合
通信制大学では、30単位を面接授業(スクーリング)で単位を取ることが決められています。
通信制大学は社会人学生が多く学んでいることから、土日を利用した集中型のスクーリングや夏期にまとまった日にちでスクーリングを行う大学もあります。
スクーリングのメリット
大学のキャンパスで講義が受けられる
通学の学生と同じく教授や講師の先生から対面で生の講義が聞ける 学生仲間を作りやすい講義で直接質問ができる
スクーリング無しの場合
仕事や家庭の事情でスクーリングに参加することが難しい場合は、スクーリングの無い大学を選ぶことも選択肢のひとつです。
スクーリングで得られるメリットは大きいですが、仕事が多忙な会社員や主婦にとって長時間スクーリングに出ることを皆ができるわけではありませんよね。
スクーリング無しの大学を選ぶ場合の注意点
スクーリング(面接授業)はオンラインで受けられても、試験はオンラインでは受けられない大学もあります。
始めから通学せずに大学卒業を目指したい方は、サイバー大学を選択することもおすすめです!
大学の所在地、通える距離の大学?
通信制大学は基本自宅学習ですが、スクーリングありの大学を選ぶ場合はキャンパスに通う必要があります。
大学の所在地の確認
スクーリングは主に、大学のキャンパスで行われます。
スクーリングは数日間連続で行われるので、遠方の学生は泊まり込みでスクーリングに出席しています。
スクーリング会場の場所を確認
大学によっては複数の県にスクーリング会場を用意している場合もあります。
学費
通信制大学の学費はどのくらいだと思いますか?
実際は、大学や学ぶ内容によっても学費が大きく変わります。
卒業までの学費をシュミレーションする
大まかな学費は事前に調べることができます。
大学の主な学費
大学によって、入学時にまとまった学費を支払う大学もあれば、登録した単位数に応じて学費が決まる「単位制学費制度」の大学もあります。
学費以外のお金を知る
スクーリングがある場合は交通費、人によっては宿泊代も別途必要になります。
自宅から通える距離の大学であれば少額の交通費のみで済みます。
反対にスクーリングが遠方の場合、学費以外にもお金が掛かることを想定しておくことで後々慌てず済みます。
大学の偏差値
通信制大学の多くは、大学入試のような試験がありません。
願書さえ出せば入学することが可能なので、要件さえ満たしていれば誰でも大学入学することができます。
有名大学・大学のブランドで選ぶと危険?
はい、このように思う気持ちもわかります。笑
でもちょっと待ってください。その考えは少し危険かも・・・
人気の大学にはそれ相応の理由があります。
自分の学力に合った大学を選ぶ
通信制大学って簡単なんでしょ?
たまにこのような謎理論が展開されることがありますが、それは本当でしょうか。
もしそれが事実ならば通信制大学の卒業率はもっと高いはず。
通信制だからといって、通学過程と比べて卒業が簡単ということはないです
なぜなら通学の学生同様、講義やレポート添削は教授や講師の先生が行うからです。
通学の学部に合格する能力と同等のレベルが求められると考えておくべきだと思います。
卒業率
入学前はやる気に満ち溢れていますから「自分なら大丈夫!」と意気込んで入学をしますが、実際に学び始めててみると
なんかイメージと違う・・
思ってたより単位が取れない
このように感じる人もいます。
通信でも卒業率は大学によって違う
当然と言えば当然なのですが、大学によって卒業のしやすさは違います。
難関大学と言われるところは当然、卒業率も低いです。
勘違いしてほしくないのですが、卒業率が低い大学は辞めておいた方がいいと言っているわけではありません。
ただ、甘く考えていると挫折に繋がります。
「難しいことを理解した上で始める人」と「簡単に考えている人」とでは、困難にぶち当たった時のモチベーションが違います。
「難しいもの」と覚悟しておけば、それなりのモチベーションで挑むことができます。
それに比較的卒業しやすい大学もあるので、卒業率を指標にして大学選びをするのも、ひとつの手段です。
サポート体制
通信制大学の入学を考えた時に、心配なのは「勉強についていけるか」「モチベーションが続くか」ということだと思います。
通信制大学では、どうしても自宅メインの学習になるので、通学の学生と違い質問があってもすぐに聞けないというデメリットがあります。
質問制度
勉強でわからない時は質問できるの?
OB/OG会、学習相談会などサポートが充実した大学を選ぶことで、モチベーション低下や孤独な学習を避けることにも繋がります。
就職支援
就職支援とかあるのかな?
通信制大学は学生の多くが社会人ということもあり、就職支援を行っていない大学もあります。
反対に担任制やキャリアセンターなどのサポートを行なっている大学もあります。
卒論の有無
卒論といえば最終学年の1年間を掛けて作成するイメージがありますが、実は卒論が必須ではない場合もあります。
卒論が必須でない大学もある
通信制大学では卒論なしで卒業可能な大学も多くあります。
卒論がないことで、単位修得や国家資格の勉強に時間を使うことができるのがメリットです。
資格取得目的なら実習制度も確認
通信制大学では、資格取得を目指すことを目的に学ぶ学生も多いです。
教員・福祉・保育など在学中に実習を必要とする資格もあります。
実習分散システム
実習によっては1ヶ月以上、施設や機関で現場実習をします。
仕事をしている場合、まとまった休みを取ることが困難ですよね。
そこで、社会人向けに分散実習できるシステムを組んでいる大学もあります。
社会人でも資格の取りやすい実習カリュキュラムが組み込まれているのかもチェックしたいポイントですね。
サークル・学友会の有無
自宅学習がメインの通信制大学ではどうしても孤独を感じやすかったり、モチベーション維持が難くなりがちです。
その点、サークル活動や学友会が盛んな大学だと新たな出会いやも期待できます。
孤独を感じやすい人は確認
通信制大学でよくある悩み
学友会やサークル活動に参加することで、新しい出会いが望めるかもしれません。
同じ目標を持っている人たちと繋がることは、挫折を防ぐことに繋がります。
大学の特色を知る
自分に合った大学を探す
例えば
人によって、大学に求めている部分は違いますよね。
自分の大学選びで重視したいポイントと大学の強みがマッチしたところを選ぶのが一番理想的です。
ひとつに絞る必要はありません。
自分が重要だと思う部分を複数選び、大学同士で比較して自分に合う大学を探しましょう。
まとめ
通信制大学の探し方11選まとめ
通信制大学と聞くと、どうしても「入学して数年間学ぶ」というイメージがありますが、実はそうではありません。
入学せずに特定の科目だけを履修できる科目履修生や、興味関心のある授業科目だけを選んで履修する「聴講生(ちょうこうせい)」もあります。
科目履修生や聴講生であれば学費も安いですし、何よりもその大学の雰囲気がわかります。
そこで自信がついたり、さらに学びたいと確信を得られたら正式に入学するのもいいですよね。
まずは大学の情報集めから始めよう
とにかく、まずは1歩進むことです!でも、その初めの一歩ってとっても重いんですよね。
私も経験者なのでわかります。
ただ、行動した人のみが次のステップに進むことができるのは事実です。