こんにちは!Izumi(いづみ)です。
2020年3月に4年間在籍した通信制大学を卒業しました。
この記事では、高校中退・学業を離れてブラング15年の私が4年間の学びの中で意識してきた履修計画のポイントお話しします。
通信制大学で単位を取る上での考え方
卒業率が低いと言われる通信制大学を卒業する為には計画性が命‼︎ここを侮ると思うように単位が取とれず間違いなく詰みます。
とくに、仕事と学業を両立するような社会人学生はとにかく時間が無い。
「来年こそは!」と誓っても、あっという間に一年が過ぎ、気付けば二年三年・・・
段々と自信を無くし自己嫌悪の日々。脳裏にちらつく挫折の二文字
通信で学ぶ難しさは「孤独」と「モチベーション維持」にあると思っています。
もちろん学力やレポートを書く技術面が関係ないといいませんが、これらは数をこなせば伸びしろはある。一方で継続し続けることは難しい。
多くの人が自分で決めた目標や決め事を長期間続けられず辞めていきます
挫折するポイント
- 自宅学習はやる気が起こらない
- 何から始めればいいのかわからない
- 明確な締め切りがない
- 一緒に学ぶ仲間が居ない
- わからなくても聞く人がいない
- 勉強をしなくても生活に支障がない
通信制大学を卒業する上で大事なのは自己管理と計画性だと思っています。人は期限がないとグータラしてしまうし、一度落ちたヤル気を戻すのは想像以上に大変。
だからこそ、自分のやるべき事をきちんと把握し期限を決める。これがあるか無いかで自分の行動が変わってきます!
この考えを踏まえた上で、通信制大学を最短でした私なりの履修計画をお話ししていこう思います。
【通信制大学】履修計画の立て方
通信制大学の学び方(大枠)
- レポート+試験で単位を取る方法
- スクーリングに出て単位を取る方法
※スクーリングは通信制大学で行われる対面授業
実際にはもう少し多様で複雑ですが、大枠はこんな感じです。
もう少し詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
この時点で押さえておくべき点はレポート提出・スクーリング・試験にはどれも期限があるということ。
当たり前だろう!と思いますが、この期限がなかなか守れず苦戦するんですよね
スクーリングと試験は年間の日程があらかじめ決まっているので、履修登録する段階である程度予定が立ちます。
履修登録の流れ
私の通っていた大学では春と秋の年2回、履修登録をする機会がありました。
(逆に言えば年に2回しかないので計画性をもって履修登録するべし)
履修登録が始まるタイミングで、下記にあるスクーリングと試験の日程リストが届きました。この予定表を元に年間の計画を立てていきます。
この用紙を見ながら履修計画をしていきます
この時に確認しておきたいポイント
- 自分が優先して取るべき科目の確認
- スクーリングと試験日の把握
私の在籍していた大学では、同じ日に複数スクーリングが開講されていました。
当然ひとつの講義しか出席することができないので、日程がかぶらないように履修する科目を選ぶ必要がありました。
履修登録をする
履修登録の流れ
- 履修したい科目を選ぶ
- 大学に履修登録(申請)をする
履修登録で気をつけいたいこと
入学したての頃は不安とヤル気に満ち溢れています。そんな履修登録の段階でありがちなのがこれ↓
こういう考え方は、非効率な上に学費も高くなり大変危険です。
私の通っていた大学では、履修登録の有効期限は最大2年間という決まりがありました。
登録してから2年目まで単位を修得できなければ有効期限切れ。
つまりお金だけ払って課題も1からやり直し!!という恐ろしいシステム
まさにこんな感じ↓
これほど無駄なことはない。
無理な履修計画は自分の精神とお財布を痛めつけるだけなのでやめましょう。
実際に履修する科目を選ぶ
大学には卒業するために絶対に取らなくてはいけない「必須科目」と自由に選べる「専門科目」があります。
専門科目はある程度融通が利くので、後から調整できますが必須科目は卒業の為の絶対条件なので、まずはここを1番に抑えておく必要があります。
次に専門科目ですが、最短で卒業したい場合は単位の取りやすい科目を選択するというのもポイントだと思っています。
履修登録をする時点である程度わかることもあります。それが何かというと「履修形態」です!
履修形態(例)
・レポート+単位修得の試験
・レポート+スクーリングの併用学習
・スクーリングのみの学習
通信制大学では、このような学習の形が選択できます。
個人的な感想
スクーリングのみの科目
レポート+単位修得試験
スクーリングでも試験はありますが、授業で勉強した内容なので、きちんと授業を受けていれば恐れることはありません。
一方で、1度もスクーリングに出ない「レポート+試験」の組み合わせは、教科書や文献のみでレポートを書き試験にも合格する必要があります。
専門的な分野は理解するのは難しく、レポートも数千文字書かなくてはいけないので大変です。
とはいえ「レポート+試験」で単位を取る科目が圧倒的に多いのが現状です。
人によっては、スクーリング会場に足を運ぶことが難しく、レポート学習メインの方が自分に合っているという場合もあると思います。
人それぞれ、生活や環境により行動できる範囲・自由度が異なるので、自分にあった履修形態で学べる科目を選択することが大切だと考えています。
履修登録のポイント
①必須科目を調べて、履修登録する
②専門科目を選ぶ
(自分の興味があるもの・単位が取りやすそうな科目・自分にあった履修形態を選ぶのがコツ)
※実習がある場合は、実習要件に必要な科目を優先的に取ることも忘れずに!
1年間で何単位履修登録すればいいの?
よくる悩み
どのくらい履修登録するべきかわからない
私自身も入学当初悩みました。
考えた末に出た答えは「年間で割ればいいじゃん」と非常にシンプルな考え。
単純計算で卒業までに必要な単位数を4年間で割りました。
124÷4=31
年間で31単位取れば、4年間で卒業できるヽ(^o^)丿(安易)
という結論に至り、1年目はその単位に近い数を履修登録しました。
しかし、実際には少し甘い考えでした・・
というのも私の場合は3年・4年に実習をすること、卒業前に国家試験を受けることが決まっていました。
なので、毎年同じペースで単位を取り続けると必ず無理が来ます。
2年生に上がるタイミングでこの考えに気が付いたので、翌年は修羅の如く単位を修得していきました…
履修登録後にやること
履修登録後の流れ
自分の履修したい科目を大学に申請すると履修登録がされます。
履修登録しても「何日に講義があるよ!」とか「レポート期限はいつまで」とかそういった情報が大学側から来ることありません。
入学したての頃は学生仲間もいないので、情報が少なすぎて不安になると思います。
学習計画
履修科目も決まり、大学への登録も無事にできたら次にすることは学習計画です!
私は、手帳に日頃のスケジュール・大学の予定をすべて書き出していました。
私のおすすめの手帳はこちら(家計簿も一緒にまとめられる優れもの!)
学習計画をすべて書き出す
自分が履修登録した科目・履修形態を該当する日にすべて書き出します。
この他
- 課題提出期間
- スクーリングの日程、申し込み締め切り月
- 試験の日程と申し込み締め切り日
- レポートの合否結果の日
- 試験の成績日
とにかく事細かにしっかり書き込むことが大事です。
多くの科目を同時に履修していると、わけがわからなくなり、レポートの提出期限やスクーリング日を間違えやすくなります。
通信はスクーリング日や試験日が少なく、少しのミスが後々致命傷になるので、気を付けましょう
手帳に書いて把握するのは、自分がいつまでにレポートを作成し、合格していなけばいけないのかを一目瞭然にするためです。
目指すべきゴール(ここでは試験日やスクーリング日)が分かれば、そこから逆算して「〇月までに◯◯の科目と◯◯の科目のレポートを提出する!」と決めることができます。
まとめ
通信制大学の卒業は
自主的な学習姿勢が必要
大学により難易度に差はありますが、受動的な姿勢では単位を取っていくことは難しいです。
通学の学生がキャンパスに通い講義を受けながら単位を修得するのとは違い、私たちの学びの基本は自宅学習です。
科目によっては一度も講義を受けず、ひたすら教科書と向き合い合格するまでレポートを書く。
そんな学び方が基本となれば自己管理・学習計画は必須。
また、学生仲間を作る機会が難しい通信課程ですが、スクーリングがある時にはなるべく顔見知りを作っておくこともお勧めします。
実際に会う機会は少ないと思いますが、モチベーション維持の視点からも学生仲間の存在は大きいと思います。
とはいえ、なかなか現実問題難しい・・ということもあるので、同じ大学に限るのではなくSNS等を利用して同じような目標を持つ人たちとの交流もいいかもしれません。
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